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メタネーション・水素

メタネーション技術の実証・評価

1. 背景・意義

メタネーションは、水素とCO2を反応させメタン(e-methane※1)を合成する技術であり、将来的なガス自体の脱炭素化の主軸として期待されています。
メタネーションの小規模実証に取り組み技術面の課題抽出に努めるとともに、将来的には大規模な社会実装を目指します。

※1国際的な認知度向上を目的とした合成メタンの統一呼称

e-methane

2. 取り組み概要

知多市南部浄化センターで下水汚泥処理により発生するバイオガス由来のCO2と、冷熱発電※2などによる電力を用いて製造する水素を原料としてメタネーションを行い、都市ガス原料として利用します。合成されたメタンを都市ガス原料として利用するのは国内初となります。

※2LNG(液化天然ガス)のもつ冷熱を活用した発電方式

3. 課題・対応方針

メタネーションに関する主な技術課題は、大型化や使用する触媒の耐久性などです。このため、実証試験を通した課題抽出や対応方針の検討に取り組みます。
こうした技術課題の解決に加え、国内外での事業化検討や、官民連携の枠組みであるメタネーション推進協議会への参画などを通じ、制度・政策面の課題解決にも努めています。

4. その他

実証は以下の役割分担で知多市と協定を締結して取り組みます。
知多市:バイオガス由来のCO2の提供
東邦ガス:メタネーション設備の構築、システム全体での効率評価 など