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メタネーション・水素

知多緑浜工場への水素製造プラント建設~カーボンニュートラルに資する水素サプライチェーン構築~

1. 背景

当社では、中期経営計画において、水素をガス・電気と並ぶエネルギーの軸として位置付け、カーボンニュートラルに資する水素サプライチェーン構築に向け、需要創出と供給体制整備の両面から先行的な取り組みを展開し、早期に当地域における水素サプライヤーとしての地位確立を目指しています。

2. 目的、意義

その取り組みの第一歩として、当社知多緑浜工場(愛知県知多市)に天然ガスを原料とした水素製造プラントを建設します。まずは、2024年までに水素製造能力1.7トン/日のプラントを建設し、水素供給を開始します。
本取り組みにより、お客さまに安価な水素をお届けするとともに、水素エネルギーの普及拡大が促進されます。

水素1.7トンで、燃料電池自動車(FCV)約340台への充填が可能

セルの形状

3. 今後の展開

当社はその後、当地域の水素需要の拡大に合わせて、プラントの規模を拡充していきます。なお、水素製造時に発生する二酸化炭素(CO2)については、当面はクレジットの活用により相殺しつつ、分離回収・利用することも計画しています。
さらに、水素の輸送・供給や消費の分野で知見・ノウハウを持つ他社とのアライアンスを進め、水素の普及拡大に向けた基盤を構築するとともに、将来的には、知多緑浜工場を海外輸入水素の受入拠点とすることを目指します。

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