グリーン調達
グリーン調達ガイドライン
Ⅰ.はじめに
当社は、かけがえのない地球を次世代に引き継いでいくため、環境と調和した持続可能な社会の発展に貢献していきます。
そのためには、当社が行う環境活動のより一層の推進はもちろんのこと、ステークホルダーとの「パートナーシップ」による環境活動を更に推進することが重要と考えております。
その一環として、物品や工事等の調達活動において、品質・価格・納期に、環境の視点を加え総合的に判断する、いわゆる「グリーン調達」を積極的に推進します。
Ⅱ.環境活動の考え方
基本方針と指針で構成される「環境行動指針」にそって環境活動を進めています。その指針に従って、グループ各社とともに、全ての事業活動において環境負荷低減に努め、地球温暖化対策・資源循環・生物多様性保全・環境社会貢献を推進しています。
Ⅲ.グリーン調達の基本的考え方
調達の必要性を考慮し、必要最小限のものを、品質・価格・納期・環境の4つの要素で総合的に判断して調達を進めます。具体的には以下の項目にそって行います。
1.適用範囲
本ガイドラインは、当社が調達する物品・工事・保守点検等に適用します。これらは主に次のものをいいます。
- 物品
事務用品類・OA機器・家電品等の一般汎用品、ガス機器 他 - 工事
土木・建築・機械・電気・計装工事 他 - 保守点検等
設備・建物等の保守点検、緑地保守 他
2.環境配慮事項
設計、製造、施工、使用、維持管理、廃棄といった各段階において、環境負荷低減や生物多様性保全のために当社が配慮する事項は以下のとおりです。なお、包装・梱包、配送についても対象とします。
- 地球温暖化対策
省エネルギーを進めるとともに、温室効果ガス(二酸化炭素、メタン等のいわゆる6ガス)の排出量の抑制に努めます。 - 省資源
エコデザインによる減量化やシンプルな梱包、工事部材・消耗品の節約等、資源の使用量を抑制している物品・工事・保守点検等をできる限り選択します。 - 長期間使用可能
耐久性が高く、修理や部品交換の容易なもので長期間使用できるもの等をできる限り選択します。 - 3R(リデュース・リユース・リサイクル)
- 必要性を吟味し、簡単に分解できる構造のものや古紙・再生プラスチックをはじめとする再生材料を使用しているものをできる限り選択する等、3R(リデュース・リユース・リサイクル)に努めます。
- 工事・保守等で発生する廃棄物は、分別を徹底し、リユース・リサイクルの促進と廃棄物の削減に努めます。また、廃棄する場合は、廃棄物関連法令等に則り、適切に廃棄処理します。
- 環境リスク対策
- 有害化学物質については、法令に則り適切に使用・管理します。関連法はこちらに示します。
- 埋立処分等の際の環境への負荷が小さくなるよう努めます。また、生分解性素材の製品をできる限り採用します。
- 振動・騒音・悪臭の発生抑制に努めます。
- 生態系への影響に配慮し、環境負荷物質の排出が少なくなるように措置を行います。
- お客さまへの納品等配送にあたり、低公害車をできる限り使用します。
- アイドリング・ストップや急発進・急加速の抑制、計画ドライブを行う等エコドライブに努めます。
3.取引先さまの環境対応
当社の環境保全活動の更なる展開には、取引先さまとのパートナーシップが不可欠であり、環境負荷の少ない物品や工事等の調達を通じて、環境負荷低減や生物多様性保全を図ることが必要であると考えています。
取引先さまに対しては、環境保全活動の取り組みの重要性をご理解いただくとともに、以下の点についてご協力を求めてまいります。
- 当社に納入する製品、資機材等の環境負荷物質の管理(有害物質の使用状況把握、および抑制)、3Rの推進
- 包装・梱包材の低減、グリーン配送
Ⅳ.その他
本ガイドラインは、社会情勢の変化や技術動向等により必要に応じて随時改定します。
制定:2001年4月
最終改定:2010年5月