1. 概要

バーナボディ内に簡易な熱交換構造を有した間接加熱方式(輻射熱で対象物を加熱する方式)の熱処理炉向けバーナであり、鉄鋼材料や軽金属など、各種材料の加熱・熱処理炉で使用されています。

2種類の口径のシングルエンドラジアントチューブバーナについて、一部の部品交換のみで都市ガス燃焼と水素燃焼を切り替えることができる技術を開発・採用しました。水素燃焼においては、都市ガスに比べて火炎温度が高いことから、NOx排出量の増加やバーナ部品の劣化が課題となりますが、水素燃焼時の排ガス循環量を最適化することで、都市ガス燃焼時と同等のNOx排出量や耐久性を実現しました。

2. 特長

• コンパクトで設置やメンテナンスが容易です。
• バーナボディに熱交換機能があり、75%(排気損失基準)と業界最高クラスの熱効率を実現しています。
• チューブ表面温度分布が良好です。
• 低NOxに対応しています(外部排ガス再循環[EGR]適用時)
• SRTN-80GX（口径：3B）はEGR部の流路形成プレートとガスノズル、SRTN-100GX（口径：4B）はEGR部の流路形成プレートのみを交換することにより、同一バーナで都市ガス燃焼と水素燃焼の切り替えが可能です。

3. 仕様

4. 用途

• 鉄鋼材料や軽金属など、各種材料の加熱・熱処理炉