給湯器の故障原因と対処方法

ここでは給湯器に起こりがちなトラブルを、症状ごとにご紹介します。お持ちの給湯器の症状と照らし合わせながら、適切な解決策を見つけていきましょう。

1. お湯が出ない

給湯器からお湯が出ない原因は、ガスメーター本体や電気のブレーカーの問題、給湯器のガスの元栓・水栓、コンセント抜け、給水・給湯配管の不具合、凍結など実に多岐にわたります。専門知識がないと原因特定が難しい場合が多いので、専門業者にはやめに相談しましょう。詳しい原因の特定方法やご自身でできる対処方法は、こちらの記事で詳しく解説しております。

【お湯が出ない】給湯器トラブルを自力で解決!原因と対処法を徹底解説

例外として、台風などの大雨のあとにお湯が出なくなることがあります。これは強い雨風により排気口から雨水が侵入し、一時的に本体内の点火装置や他部品に不具合が生じるためです。この場合は天候が回復し給湯器内部が乾くまでお待ちいただくと解消することが多いです。お待ちいただいてもお湯が出ない場合は、専門業者に相談しましょう。

2. エラーコードが表示される

給湯器のリモコンにエラーコードが表示された場合は、まず取扱説明書やインターネットなどでエラーコードの意味を確認しましょう。単なるリセット(運転ボタンを「切」にして再び「入」にすること)で改善することもありますが、繰り返し同じエラーが出る場合は修理や点検などが必要になるため、早めに専門業者へ相談しましょう。

3. 変な音がする

給湯器の音には、正常な作動音と注意が必要な異音があります。音がするからといって、必ずしも故障とは限りません。まずは、その音が正常な音かどうか確認してみましょう。正常な作動音の一例をご紹介しますが、音の聞こえ方は人それぞれ違いますので、あくまでも目安としてお考えください。判断に迷ったり不安に感じる場合は、専門業者に相談するのが一番です。

正常な動作音

モーターが動く音
(暖房の運転中や停止後の再使用に備えて作動している)

「ブーン」

ポンプの回転音
(凍結予防や、追い焚き終了後など、ポンプがしばらく回る)

「ウーン」

浴槽の循環アダプターから空気の出る音
(ふろ配管などにたまった空気が出る音)

「ボコ、ボコ」

4. 水漏れしている

給湯器の水漏れは、経年劣化や凍結、施工不良などさまざまな原因で起こります。最初はわずかな水漏れでも、放置すれば内部の部品がさらに損傷して水漏れが拡大し、思わぬ被害を及ぼすこともありますので、水漏れを発見した場合ははやめに専門業者に相談しましょう。水漏れに関する詳細な原因の特定方法や対処方法、安全に解決するためのポイントはこちらの記事で解説しております。

【給湯器からの水漏れ】放置厳禁!原因と対処法、修理・交換の判断から安全な解決まで

5. 設定温度にならない

給湯器のリモコンで設定した温度に達しない場合、温度センサーの故障やガス圧・水圧の不足が考えられます。また、一部の水栓のみが設定温度にならない場合はその水栓自体の不具合が考えられます。ご自身での改善は難しいため、この現象が続く場合は専門業者に相談しましょう。

6. リモコンが動かない

リモコンが反応しないときには、リモコン自体の故障や給湯器とリモコンをつなぐ配線の不具合、給湯器本体の故障、停電・ブレーカー作動・コンセント抜けなどによる電源トラブルが考えられます。電源供給トラブルを確認し、問題ない場合はリモコンや給湯器本体の故障などが疑われるため、専門業者へ連絡しましょう。

修理・交換の判断基準

給湯器が故障した場合、修理(部品交換や掃除)で対応できるのか、本体ごと交換すべきかは大きな悩みどころです。判断材料としては、使用年数や修理・交換の費用、メンテナンス履歴の有無などが挙げられます。東邦ガスグループでは、修理と交換どちらにも対応が可能です。それぞれのメリット・デメリットをご説明し、お客さまのニーズに沿った選択ができるようサポートいたします!

1. 製造年数10年未満の場合:修理を検討するケース

製造されてから10年未満であれば、部品が入手できる可能性が高く、修理で解決できるケースが多いです。修理で解決できる場合は、交換と比較して突発的な出費が抑制できたり、スピーディーに解決できる場合が多いです。

2. 使用10年以上の場合:交換を推奨する理由とメリット

10年以上使っている給湯器は、経年劣化が進んでいる等、水漏れ以外にも故障リスクが高まっています。交換すれば経年劣化による故障リスクが軽減され、最新機種では機器の燃焼効率等の向上によって光熱費削減も期待できるため、長期的にはお得な選択になる場合があります。

東邦ガスグループなら安心!ガス機器修理・交換はガスのプロにお任せください!

1. 東邦ガスとガス契約のあるお客さまなら「最短当日21時まで」訪問!

東邦ガスグループはすぐにお客さまのもとへ駆けつけます。東邦ガスとガス契約のあるお客さまなら、19時までのお電話受付で当日21時まで訪問可能です。愛知・岐阜・三重エリアに根差した「東邦ガスくらしショップ」との連携により、お困りの際に迅速にご対応させていただきます。また、修理と交換のそれぞれのメリット・デメリットをご説明し、お客さまのニーズに沿った選択ができるようサポートいたします。

2. 「メーカー問わず」年間4万件以上(2024年度実績)の修理に対応!

東邦ガスグループは、長年にわたり愛知・岐阜・三重エリアの皆さまのガス機器を支えてきた年間4万件以上もの豊富な修理実績があります。リンナイ、ノーリツ、パロマなど、主要なガス機器の製品に幅広く対応(一部除く)しており、経験豊富な専門スタッフが、ガス機器のトラブルを解決します。ガスを扱うプロとして、お客さまの安全を第一に考えたサービスをご提供いたします。

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故障した給湯器を放置するリスク

故障した給湯器を放っておくことで起こる可能性のある重大事故を紹介します。壊れるぎりぎりまで使い続けるのではなく、使用時に違和感があれば専門業者に相談することをおすすめいたします。

1. 不完全燃焼による一酸化炭素中毒

給湯器はガスを利用してお湯をつくるため、故障などで正常な燃焼が損なわれると不完全燃焼のリスクがあります。不完全燃焼すると一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒になるおそれがあり、大変危険です。このため、給湯器を使用中に目がチカチカしたり、気分が悪くなったり、いやな臭いがした場合は、ただちに使用を中止し、専門業者への点検を依頼しましょう。

2. ガス漏れや爆発点火による火災のリスク

メーカーや機種によって異なるものの、給湯器の寿命は使用年数10年程度が目安とされています。給湯器の使用年数が10年を過ぎ経年劣化が進行すると、ガス漏れや爆発点火などがおこり重大な火災事項につながる可能性があります。経年劣化が進行する前に、専門業者に見てもらうことで、ガス漏れや爆発点火の有無が確認でき、火災事故の発生リスクを抑えることができます。

まとめ

給湯器の故障は、私たちの生活に大きな影響を与えます。お湯が出ない、エラーコードが表示される、異音がするなど、さまざまな症状がありますが、まずは落ち着いて原因を特定することが重要です。給湯器が製造されてから10年未満であれば修理で解決できるケースが多く、10年以上経過している場合は、修理だけでなく交換も含めて検討するのがおすすめです。ご自身での原因特定や原因除去が難しい場合は、使用を中止して専門業者に相談しましょう。

この記事の監修者

東邦ガスグループ修理チーム
日々、お客さまのガス機器に関する多種多様なご相談や修理に直接携わる中で培った豊富な知識と経験に基づき、本記事の情報を構成しています。ガス機器のトラブルで不安を感じた時、お客さまがご自身で安全に対処できるよう、そして適切なタイミングで私たち専門業者にご相談いただけるよう、正確で実践的な情報提供に努めています。

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