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給湯・暖房・調理機器

マイクロ気泡浴

1. 目的・概要

近年、入浴の目的が多様化してきており、従来からの体を清潔に保つことや、温めることに加えて、身体的・精神的なストレスの緩和、健康増進、疲労の軽減効果などの付加価値も期待されるようになってきています。
マイクロ気泡浴は、浴後の温まりの持続などの効果が期待でき、子供からお年寄りまで楽しめる商品です。
当社は、マイクロ気泡浴を実現可能な「マイクロバブルバスユニット」をリンナイ株式会社と共同開発し、その効果の評価を担当しました。

<マイクロ気泡浴システム構成>
給湯器に接続した「マイクロバブルバスユニット」において、お湯のなかに空気を溶融させ、マイクロ気泡生成ノズルから多くの微細な気泡(マイクロバブル、ウルトラファインバブル)を吹き出します。
マイクロバブルは直径約1~100μm(1μm=1/1000mm)の微細な気泡のことで、お湯の中で白く見えます。ウルトラファインバブルは1μm以下の肉眼では確認できないほどの超微細な気泡です。

「マイクロ気泡浴」の構成
「マイクロ気泡浴」の構成

2. 成果

日本福祉大学と共同研究を実施し、マイクロ気泡浴のもたらす様々な効果が明らかになりました。

(1)包み込む泡による穏やかな温まり

マイクロ気泡浴は、からだを微細な気泡が包み込むことにより、さら湯浴のようなピリピリ感をなくし、お湯の熱がからだに穏やかに伝わり、発汗による脱水を抑えつつ、やさしく身体を温めます。

体温上昇と発汗量の関係

(2)入浴後の温まりの持続

マイクロ気泡浴は、からだを包み込む微細な気泡がお湯からの熱を和らげ、発汗を抑えるから、さら湯浴に比べて、入浴後すぐに服を着ても汗による不快感が少なく、入浴による温まりが持続します。

入浴前を基準とした平均皮膚温変化量の時間経過 入浴後安静30分経過後の体幹と脚部のサーモグラム