間断かんがい技術(AWD)を活用したJCMクレジットの普及拡大を目指す
コンソーシアムの組成について
2025年10月23日
東邦ガス株式会社
東邦ガス株式会社(社長:山碕 聡志)は、出光興産株式会社、大阪ガス株式会社、兼松株式会社、Green Carbon株式会社、損害保険ジャパン株式会社、芙蓉総合リース株式会社、三菱UFJ信託銀行株式会社とともに、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism、以下「JCM」)に基づく水田由来のクレジットの普及拡大を目指す、民間企業が組成するものでは日本初となる「水田JCMコンソーシアム」(以下「本コンソーシアム」)を組成しました。
本コンソーシアムは、各社がフィリピンで推進する間断かんがい技術(Alternate Wetting and Drying、以下「AWD」)を活用したプロジェクトによって、米の収量がどの程度増加するか、天候がAWD実施にどの程度影響を与えるかを分析し、パートナー国※1との農業分野におけるJCMの普及拡大に貢献することを目指します。
当社は、今回の組成に先立ち、JCMに基づく水田由来のクレジット創出プロジェクトの共同実証を開始しております。本コンソーシアムでの活動を通じて、パートナー国の持続可能な発展への貢献や両国のNDC(Nationally Determined Contribution、以下「NDC」)※2達成への支援をしてまいります。
e-methaneやバイオガス、水素などの脱炭素エネルギーに加えて、信頼性の高い国内外のクレジットなど、多様で最適な手段の確保・提供により、脱炭素社会の実現と中部地区のさらなる発展に貢献します。
※1 日本と二国間で協定を結び、温室効果ガス削減プロジェクトを共同で推進し、その削減効果をパリ協定に基づいて双方で活用する国のこと。
※2 パリ協定に基づいて各国が5年ごとに提出・更新する温室効果ガス削減目標のこと。日本では、2035年度、2040年度において、温室効果ガスを2013年度からそれぞれ60%、73%削減することを目指すことを2025年2月18日に閣議決定し、同日、国連に提出。
<当社が共同実証しているプロジェクトの現地の写真>

以 上