安城市へのJ-クレジットを活用したカーボン・オフセット都市ガスの供給開始について
~東海3県の自治体として初~
2025年3月12日
東邦ガス株式会社
東邦ガス株式会社(社長:増田 信之、以下「東邦ガス」)は、本日より、安城市(市長:三星 元人)の中学校で使用する都市ガスとして「J-クレジットを活用したカーボン・オフセット都市ガス」の供給を開始いたしました。
本取り組みは、安城市と2023年3月に締結した『カーボンニュートラル推進等に関する包括連携協定』(以下、本協定)に基づくもので、東邦ガスがメニュー化した「J-クレジット※1を活用したカーボン・オフセット都市ガス※2」を、新たに同市の中学校へ供給するものです。契約期間は2025年3月から2031年3月までの6年間で、これにより、合計1,800トン※3のCO2削減を見込みます。なお、本メニューによる都市ガスの供給は、東海3県の自治体として初※4となります。
東邦ガスと安城市は、これまでも本協定に基づき、同市の廃棄物処理施設「環境クリーンセンター」などでつくられたCO2フリー電力※5、同市の補助金制度を利用して家庭に導入された設備を対象としたJ-クレジット創出サービスの展開およびボランタリークレジットを活用したカーボン・オフセット都市ガス※6の市庁舎、小学校などへの導入、さらには環境教育やイベント共催等を通じ、同市のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進してきました。
引き続き、両者がこれまで培ってきた知見・ノウハウを活用し、同市のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みの推進をはじめとした地域課題の解決に資する活動を通じて、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。
※1 |
省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2などの排出削減量や、適切な森林管理によるCO2などの吸収量を国が認証する「J-クレジット制度」によって認証されたクレジット。発生したCO2の相殺(カーボンオフセット)など、さまざまな用途に活用することが可能です。 |
※2 |
燃焼によって発生するCO2をJ-クレジット等でオフセットすることで、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度における調整後排出係数がゼロとなる都市ガスのこと。 |
※3 |
東邦ガス試算 |
※4 |
東邦ガス調べ |
※5 |
再生可能エネルギー由来などの環境価値(CO2フリー価値)を有する電気のこと。 |
※6 |
天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2をCO2クレジットにより相殺(カーボンオフセット)したLNGを活用した都市ガス。なお、CO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクト等におけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したもの。 |
以 上