当社初のトランジションボンド発行の決定について

 東邦ガス株式会社（社長：増田 信之）は、当社初となるトランジションボンド^※1（以下、「本社債」）の発行を決定しました。

 本社債で調達した資金は、当社が描く将来のエネルギーシステムの構築に向けて軸となる「ガス・水素・電気」の3分野のプロジェクト（ガス：メタネーション実証試験、水素：水素製造プラント、電気：系統用蓄電池および洋上風力発電事業）^※2にそれぞれ充当する予定です。

 当社は、世界的な地球温暖化に対する危機感の高まりを受け、2050年にお客さま先を含むサプライチェーン全体で「カーボンニュートラル」を実現することを目標に掲げており、今後もトランジション戦略に則った取り組みを着実に実行に移してまいります。

【本社債の概要】（詳細については、決定後すみやかにお知らせします）

銘柄	第47回無担保社債（トランジションボンド）
発行額	100億円（予定）
年限	10年（予定）
発行時期	2022年11月（予定）
主幹事証券会社	大和証券株式会社（事務） 野村證券株式会社 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 みずほ証券株式会社
ストラクチャリング・エージェント※3	大和証券株式会社

※1　企業の温室効果ガス排出削減に向けた長期的な移行（トランジション）戦略に則った取り組みを資金使途として発行する社債。
※2　各プロジェクトのプレスリリースは以下をご参照ください。
・2022年6月6日発表　知多市と連携した「バイオガス由来のCO₂を活用したメタネーション実証試験」について
https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1229823_1342.html
・2022年5月20日発表　知多緑浜工場に水素製造プラントを建設　～カーボンニュートラルに資する水素サプライチェーン構築～
https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1229575_1342.html
・2022年8月19日発表　再生可能エネルギーの普及促進に向けた系統用蓄電池の導入について　～東海3県での導入は初～
https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1231225_1342.html
・2022年3月4日発表　台湾における洋上風力発電事業への出資参画について
https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1224127_1342.html
※3　フレームワークの策定やセカンド・パーティ・オピニオンの取得に関する助言等を通じて、グリーン/トランジション・ファイナンス等の実行支援を行う者。

＜参考＞グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワークの策定および外部評価の取得
 カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進するため、将来の社会を見据えたグリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク^※4（以下、「本フレームワーク」）を新たに策定しています。
 本フレームワークは、外部評価機関であるDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社から、トランジションボンド発行等に係る各種原則等との適合性について、セカンド・パーティ・オピニオン^※5を取得しています。なお、外部評価の取得費用に関連し、本社債は、経済産業省の「令和4年度温暖化対策促進事業費補助金(クライメート・イノベーション・ファイナンス推進事業)」の交付対象となっています。

※4　グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワークの詳細は以下をご参照ください。
https://www.tohogas.co.jp/corporate/ir/stock-info/green-transition/pdf/framework.pdf
※5　セカンド・パーティ・オピニオンの詳細は以下をご参照ください。
https://www.tohogas.co.jp/corporate/ir/stock-info/green-transition/pdf/master-spo.pdf(マスターSPO)
https://www.tohogas.co.jp/corporate/ir/stock-info/green-transition/pdf/spo-annex.pdf(ANNEX)

以　上