知多市と連携した「バイオガス由来のCO2を活用したメタネーション実証試験」について
2022年6月6日
東邦ガス株式会社
東邦ガス株式会社(社長:増田 信之)は知多市と連携し、バイオガス由来の二酸化炭素(CO2)を活用したメタネーション※1実証試験に取り組みます。
本実証試験は、知多市南部浄化センターで下水汚泥処理により発生するバイオガス由来のCO2と、冷熱発電※2等による電力を用いて製造する水素を原料としてメタネーションを行い都市ガス原料として利用するもので、地域資源の有効活用に資する取り組みです。
メタネーションによって合成されたメタンを都市ガス原料として利用するのは国内初となる見込みです。将来的にはメタネーション設備の大規模な社会実装により、ガス自体の脱炭素化を目指します。
当社は、中期経営計画で掲げた「カーボンニュートラルの推進」を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 水素(H2)と二酸化炭素(CO2)を利用して都市ガスの主成分であるメタン(CH4)等を合成する技術。
メタネーションによって合成されたメタンの利用(燃焼)によって排出されるCO2と、メタネーションの原料として回収されるCO2が相殺されることから、大気中のCO2が増加しないため、カーボンニュートラル実現に貢献するもの。
※2 LNG(液化天然ガス)の持つ冷熱を活用した発電方式。
【メタネーション実証試験の概要】
(1)場所:知多LNG共同基地敷地内
(2)期間:2023年度~2026年度(予定)
(3)役割
知多市 :バイオガス由来のCO2の提供
東邦ガス:メタネーション設備の構築、システム全体での効率評価 等
<実証試験イメージ>
(4)その他:本日、知多市役所にて開催した協定調印式の様子
左より、小野田 久彦 東邦ガス常務執行役員、宮島 壽男 知多市長
以 上