台湾における洋上風力発電事業への出資参画について
2022年3月4日
株式会社商船三井
東邦ガス株式会社
北陸電力株式会社
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、以下「商船三井」)、東邦ガス株式会社(社長:増田 信之、以下「東邦ガス」)および北陸電力株式会社(社長:松田 光司、以下「北陸電力」)の3社は、台湾における洋上風力発電事業に参画するため、豪金融グループのマッコーリー社との間で、同社が保有するFormosa I International Investment Co., Ltd(フォルモサワン・インターナショナルインベストメント。以下「対象会社」)の株式25.0%を取得することで合意しました。なお、3社が海外で洋上風力発電事業に参画するのは、今回が初めてとなります。
対象会社は、100%出資するFormosa I Wind Power Co., Ltd(フォルモサワン・ウィンドパワー。以下「FWPC」)を通じ、台湾苗栗県の沖合で発電容量12.8万kWの洋上風力発電所(以下「フォルモサ 1」)の運営を行っています。フォルモサ1は台湾における初の商用規模の洋上風力発電所であり、固定価格買取制度(FIT)に基づく台灣電力股份有限公司への20年間にわたる売電を、フェーズ1(0.8万kW)では2017年4月に、フェーズ2(12.0万kW)では2019年12月に開始しています。
本株式取得は、台湾において3社が共同で設立する特別目的会社を介して行い、同特別目的会社の持分は商船三井および東邦ガスがそれぞれ37.5%、北陸電力が25.0%を予定しています。3社は同特別目的会社の設立申請手続きを既に開始しており、台湾当局からの承認取得、その他の諸手続きを経て本取引の完了となります。
3社は、フォルモサ1への参画により洋上風力発電分野における知見を獲得し、再生可能エネルギー事業のさらなる拡大に取り組むことで、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
【各社の概要】 | |
■商船三井 | |
設立 | 1884年5月 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門2丁目1番1号 |
代表者 | 代表取締役社長 橋本 剛 |
事業内容 | 海運業など |
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■東邦ガス | |
設立 | 1922年6月 |
本社所在地 | 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 |
代表者 | 代表取締役社長 増田 信之 |
事業内容 | ガス事業、電気事業など |
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■北陸電力 | |
設立 | 1951年5月 |
本社所在地 | 富山県富山市牛島町15番1号 |
代表者 | 代表取締役社長 社長執行役員 松田 光司 |
事業内容 | 電気事業など |
(参考①)出資構成 |
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(参考②)フォルモサ1洋上風力発電事業の概要・位置図 | |
事業会社名 |
Formosa I Wind Power Co., Ltd |
発電所所在地 |
台湾 苗栗県沖(Miaoli County) |
発電方式 |
洋上風力発電(着床式) |
発電容量 |
12.8万kW |
基数 |
22基 |
売電先 |
台灣電力股份有限公司(Taipower) |
商業運転開始 |
フェーズ1(0.8万kW) 2017年4月 フェーズ2(12.0万kW) 2019年12月 |
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以上