家庭用燃料電池「エネファーム」の累計販売台数が2万台に到達
2019年3月8日
東邦ガス株式会社
東邦ガス株式会社(社長:冨成義郎)は、2009年にエネファームの販売を開始して以降、戸建住宅、集合住宅、新築、リフォームを問わず、多くの住宅メーカーさまやご家庭のお客さまにご採用いただき、2019年2月末に家庭用燃料電池「エネファーム」の累計販売台数が2万台※1に到達しました。2018年度は過去最高水準に並ぶ3,500台超の販売台数となる見込みです。
当社では今回の2万台到達に伴う記念企画として、2019年4月から「エネファーム2万台到達キャンペーン」を実施する予定です。
「エネファーム」は、省エネ・省CO2に寄与する分散型エネルギーシステムであり、低炭素社会の実現や、停電時に発電を継続する機能のある機種では防災対策に貢献することができます。また近年では「エネファームtypeS(アイシンモデル)」を定格運転させることによりご家庭で使われなかった電力を東邦ガスが買い取る「発電余剰買取電力制度」の開始(2017年5月)など、商品・サービスの充実を図ってまいりました。
2019年度には、「エネファーム(パナソニックモデル)」のモデルチェンジを予定しています。新モデルでは総合エネルギー効率を97 %※2に向上させるとともに、もしもの停電時の備えとなる「停電時発電継続機能」を標準搭載しており、停電中においても最大500W※3の電力を使用できます。
当社は、来年度からスタートする中期経営計画の重点戦略に掲げた「都市ガス事業のさらなる成長」の実現に向けて、「快適でエコな暮らしのご提案」として環境に優しい「エネファーム」の普及拡大を通じて、地域の「くらし」を支える取り組みを推進してまいります。
※1 お客さま宅への設置ベース。
※2 低位発熱量(Lower Heating Value(略してLHV))基準。燃料ガスを完全に燃焼したときの発熱量から水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた値。
※3 バックアップ給湯器、凍結予防運転に必要な電力も含みます。停電中は停電時専用コンセントで電力を使用できます。停電時の使用電力が発電電力より小さい場合、使用電力との差分の電気を使って熱を発生させ、貯湯タンクに貯めるお湯をつくります。なお、貯湯タンクがお湯でいっぱいになると発電を停止します。
<参考1>「エネファーム」販売台数推移(2014年度以降)
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | |
累計販売台数 | 7,444 | 9,863 | 13,187 | 16,766 | 20,340 |
<参考2>「エネファーム」ラインナップ(2019年度販売予定モデル)
種類 | パナソニックモデル 固体高分子形(PEFC) |
アイシンモデル 固体酸化物形(SOFC) |
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外観 (燃料電池ユニット形式) |
(NA-0719ARS-KB) |
(NT-0718ARS-KC)※3 |
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性 能 | 発電出力 | 200~700W | 50~700W |
定格発電効率※1 | 40.0% | 52.0% | |
定格総合効率※1 | 97.0% | 87.0% | |
貯湯タンク容量 | 130 リットル | 28 リットル | |
寸 法 | 燃料電池ユニット | W400mm×D350mm×H1,650mm | W780mm×D330mm×H1,220mm |
貯湯ユニット | W700mm×D400mm×H1,650mm | - | |
専用暖房給湯器 | - | W480mm×D240mm×H750mm※4 | |
重 量 | 燃料電池ユニット | 59kg | 100kg※3 |
貯湯ユニット | 81kg (バックアップ給湯器内臓) |
- | |
専用暖房給湯器 | - | 38kg※4 | |
設置面積 | 約1.63m2 | 約1.26m2 | |
希望小売価格※2 (設置工事費別) |
1,671,840円(税込) 1,548,000円(税抜) |
1,890,000円(税込) 1,750,000円(税抜) |
※2 希望小売価格は、消費税率8%を加算した「税込価格」(税率が変更された場合は、変更後の税率を適用)。
※3 標準仕様の場合
※4 ノーリツ 標準タイプの場合
<参考3>「エネファーム」の特長
・「エネファーム」は、都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、発電した電気は家庭内で利用するとともに、その際に発生する熱も給湯に有効利用する家庭用ガスコージェネレーションシステムです。
・クリーンな天然ガスを利用して発電し、同時に発生する熱でお湯も作るため、従来システムと比較し、CO2排出量を年間約1.3t、年間の光熱費を約7.0万円削減※できます。
※エネファームと従来システムを比較したもので、主な試算条件は以下のとおり。
・パナソニックモデル2019年度モデルの場合。
・戸建2階 延床面積120.08m2
LDK29.81m2、寝室13.25m2、子供部屋10.76m2、子供部屋10.77m2、和室16.56m2
・従来システムは、ガス給湯暖房熱源機(潜熱回収型でないタイプ)を使用。
・エネファーム、従来システムともに、床暖房・浴室暖房乾燥機を使用のご家庭。
・適用料金は以下のとおり。なお、ガス料金・割引メニュー、電気料金は2019年3月時点のもの(それぞれ、東邦ガス、中部電力の当該月の基本料金及び原料(燃料)調達費及び消費税8%相当額を含む。)。
○「エネファーム」使用住宅
ガス:家庭用燃料電池契約(床暖乾燥割引)、電気:おとくプラン50A
○従来システム(ガス給湯暖房熱源機(潜熱回収型でないタイプ))使用住宅
ガス:家庭用床暖房契約2種(乾燥割引)、電気:おとくプラン50A
以 上