平成30年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰の受賞について
2018年12月3日
東邦ガス株式会社
JFEエンジニアリング株式会社
東邦ガス株式会社(社長:冨成 義郎、本社:名古屋市熱田区)は、JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)と共同で実施した「LNG受入基地における直接混合型BOG再液化設備の開発並びに導入」に関して、「平成30年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(対策技術先進導入部門)」を受賞し、12月3日にイイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で行われた表彰式において、原田環境大臣より表彰状を授与されました。
この表彰は、環境省が1998年度から地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるために実施しているものです。
このたびの受賞は、日本初の「直接混合型BOG再液化設備」の開発導入により、LNGタンクの内部から発生するBOG処理※1時の大幅なエネルギー削減(約2年弱の累計で事業所全体の電力使用量で14.2%削減,CO2排出量換算で7,716t削減)を達成したことが高く評価されたものです。
当社は今後もエネルギーの有効利用に関する様々な取り組みを展開し、お客さまから信頼され、選択され続ける企業を目指してまいります。
※1.LNGは約-160℃の液体であり、タンク内で貯蔵中に外部からの入熱により蒸発したBOG(Boil Off Gas)が発生します。 このため、タンクの運用圧力を維持するため処理する必要があります。
<表彰式の様子>
表彰状授与
左から、JFEエンジニアリング 吉田代表取締役副社長
原田環境大臣、当社 藤原執行役員知多製造部長
集合写真
【参考】BOG処理方法の比較
BOG 処理方法 |
高圧BOG圧縮機 | 「間接熱交換型」 BOG再液化設備 |
「直接混合型」 BOG再液化設備 |
(従来方式) | ― | (新方式) | |
高圧BOG圧縮機で約6MPaに昇圧してBOGを送出 | 0.8MPaに昇圧したBOGを熱交換器を介したLNGの冷熱により再液化 | 0.8MPaに昇圧したBOGを混合器でLNGに直接注入して再液化 | |
設備構成 (赤字:増設部) |
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設置スペース | ― | 100%【ベース】 | 約60% |
イニシャルコスト | ― | 100%【ベース】 | 約80% |
メンテナンスコスト | 100%【ベース】 | 約90% | 約75% |
以 上