天然ガス自動車
天然ガス自動車のエネルギーセキュリティへの貢献
エネルギーセキュリティに貢献
天然ガス自動車は、石油代替エネルギーを燃料とする自動車です。
天然ガスは、産出地域が世界各地に分布しており、大規模埋蔵地域が集中する石油よりも価格変動や輸出入のリスク分散が可能です。天然ガスの可採年数は、約53年で非在来型のガスもあわせると約222年もあるといわれています。
米国のシェールガスなどの非在来型ガスの開発により、世界の天然ガス供給量の増加や、市場価格の安定化が期待されています。2017年度後半には、大手ガス会社により米国からシェールガスの輸入が開始されます。
また、日本の周辺海域では大量のメタンハイドレートの存在が確認されており、産出技術の研究が進められています。
- メタンハイドレート : メタンを中心にして周囲を水分子が囲んだ形になっている固体結晶で「燃える氷」とも呼ばれる。




自動車と暮らしを取りまく課題 燃料のかたより
運輸部門の石油依存大
世界的な経済不安や産油地周辺国の政治的混乱が、石油価格の高騰や輸出入に大きな不安を与えています。
日本では、東日本大震災の経験もあり、ガソリンや軽油に極端に偏って依存している運輸部門に、大きな課題が提起されています。
