三菱UFJ銀行名古屋ビルへの「J-クレジットなどを活用したカーボン・オフセット都市ガス」の供給開始
~東海3県の金融機関として初~
2025年3月27日
東邦ガス株式会社
東邦ガス株式会社(社長:増田 信之)は、株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員: 半沢淳一、以下、三菱UFJ銀行)と中部エリアにおける脱炭素の取り組みの一環として、「J-クレジットなど※1を活用したカーボン・オフセット都市ガス」に係る契約を締結しました。
2024年3月の経済産業省による通達をもって、『地球温暖化対策の推進に関する法律』に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度(以下、SHK制度)で、都市ガスのメニュー別排出係数の設定が可能となりました。これを受けて、当社は、都市ガスの燃焼によって発生するCO2をJ-クレジットなどでオフセットすることで、SHK制度における調整後排出係数をゼロとすることができるメニュー(以下、本メニュー)を設定し、供給を開始しております。
本取り組みは、2025年3月から2028年3月までの3年間、当社が本メニューによる都市ガスを三菱UFJ銀行名古屋ビル(名古屋市中区錦)へ供給するものです。契約期間中、SHK制度における調整後排出係数をゼロとすることで、合計1,800トン※2のCO2削減を見込みます。なお、当社の本メニューによる都市ガスの供給は、東海3県の金融機関向けとして初※3となります。
当社は、J-クレジットなどの活用に加え、e-methaneやバイオガス、水素などの多様な手段を組み合わせ、カーボンニュートラルの実現を目指しております。
三菱UFJ銀行は、2030年自社温室効果ガス排出ネットゼロを実現するべく、省エネ・再エネ化などを通じて排出量削減努力を続けていますが、現時点の技術では削減が難しい領域に対しては、脱炭素ソリューションの社会実装フェーズに沿って、最先端の脱炭素ソリューションを需要家の立場からも支援し、ソリューションの普及を促します。
両者は、国または地域の脱炭素・産業発展に貢献すべく、今回、本メニューの採用に合意しました。引き続き、これまで培ってきた知見・ノウハウを活用し、連携してカーボンニュートラル実現につながる取り組みを強化することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
以 上
※1 CO2などの排出削減量や吸収量を国が認証する「J-クレジット制度」によって認証されたクレジットなど。
※2 東邦ガス試算。
※3 東邦ガス調べ。