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プレスリリース

スタートアップ企業TOWINGと共同で宙炭の量産に向けた検証を開始
~豊橋市中島処理場内にプラントを建設~

2024年10月9日

東邦ガス株式会社
東邦ガスエナジーエンジニアリング株式会社

 東邦ガス株式会社(代表取締役社長:増田 信之、以下、東邦ガス)と東邦ガスの100%子会社である東邦ガスエナジーエンジニアリング株式会社(取締役社長:玉田 勝也、以下、THGE)は、東邦ガスの資本・業務提携先である名古屋大学発スタートアップ企業の株式会社TOWING(代表取締役CEO:西田 宏平、以下、TOWING)と循環型低炭素農業を実現すべく、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)※1」の量産に向けた検討を進めてきました。
  このたび、東邦ガスとTHGE(以下、東邦ガスグループ)は、TOWINGの豊橋プラント(以下、本プラント)を豊橋市中島処理場※2内に建設し、TOWINGと共同で宙炭の量産に向けた検証を開始します。

 本プラントは、これまで試作してきた宙炭の量産に向けて、量産設備・工程の最適化を目的とするものです。検証結果を踏まえて、東邦ガスグループは、TOWINGとともに宙炭の量産プラントを全国各地へ展開していきます。
 本プラントで製造した宙炭は、豊橋市とTOWINGが2024年2月に締結した「持続可能な地域農業の実現に向けた取り組みに関する協定」に基づき、地域農業の持続可能な発展に資する土壌改良資材にも活用されます。

 東邦ガスグループは、TOWINGとの連携によって東海地区で始めた循環型低炭素農業を全国へ普及することを目指します。

※1

TOWINGが保有する土壌微生物培養技術を活かし、農業残渣や食品加工残渣などの有機性バイオマスを炭化したバイオ炭(多孔体)に微生物を付与・培養し、有機性肥料を混ぜ合わせた高機能バイオ炭。農地への炭素固定により、温室効果ガス削減効果が期待できることから、TOWINGはこの宙炭の農地施用について、Jクレジットプログラム認証を受けています。

※2

豊橋市上下水道局管轄内で最大の処理場。


<本プラントの概要>


<本日開催した開所式の様子>


<参考>
 東邦ガスとTOWINGは、「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会」の構築に向けた以下のような業務提携を行っています。また、東邦ガスは宙炭の農地施用によって創出された東海地区初のJークレジットを購入いたしました。


<株式会社TOWINGの会社概要>

所在地

愛知県名古屋市千種区不老町1番
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学 インキュベーション施設

代表者

西田 宏平

設立年月日

2020年2月27日

事業概要

宙炭(高機能バイオ炭)の開発
宙炭(高機能バイオ炭)の製造・販売、農地導入支援
宙炭(高機能バイオ炭)の利用量に応じたカーボンクレジットの代理申請・販売
宙炭(高機能バイオ炭)製造プラントの導入コンサルティングおよびプラント運用支援など


以 上

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