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プレスリリース

日本機械学会賞(技術)の受賞について

2019年4月19日

東邦ガス株式会社

 東邦ガス株式会社(社長:冨成 義郎、本社:名古屋市熱田区)は、JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)と共同で開発した「微粒化技術を適用した都市ガス熱量調整設備」(「AtoMS」:アトムス)が、「2018年度(平成30年度)日本機械学会賞(技術)」を受賞し、4月18日に明治記念館(東京都港区)で行われた表彰式において、同学会の佐々木直哉会長から表彰状を授与されました。なお、当社が日本機械学会賞を受賞するのは初めてです。

 日本機械学会賞は一般社団法人日本機械学会により「日本の機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として1958年に設けられ、毎年優秀な論文や技術などが表彰されています。
 今回受賞した「日本機械学会賞(技術)」は、機械工業に関して数年以内に完成した技術、新製品、システムに対し、独創性、新規性や品質または性能の相対的優秀性、生産性の向上を通した経済・社会への貢献などといった評価項目において優秀と認められた技術に贈られるものです。

 このたび受賞した「AtoMS」は、天然ガス中に高カロリーの液化石油ガス(LPG)を直接噴射してガス化・混合し、一定熱量の都市ガスを製造するための装置です。従来の同形式熱量調整装置は、1基当たりの運転流量範囲が狭かったため、ガス流量に応じて大小2系列の装置を設置し、切り替えて使用する必要がありました。
 「AtoMS」は、独自開発ノズルを採用することで幅広い流量の運転を可能とし、装置の1系列化・コンパクト化を実現しました。これにより、熱量調整装置の設置スペースが約4割縮小されるとともに、系列切り替え不要で安定した運転が可能となりオペレーターの負担が軽減されます。こうしたメリットが評価され、既に複数の国内エネルギー会社で採用されています。

 当社は今年度からスタートした中期経営計画の中で、グループ経営基盤の強化として、新技術の開発、活用に取り組み、効率的なプラント運営を推進してまいります。


■表彰式の様子

表彰状授与式
受賞者

■熱量調整装置「AtoMS」の特長

以 上

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