2020年度省エネ大賞の受賞について
2020年12月21日
東邦ガス株式会社
東邦ガス株式会社が、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、アイシン精機株式会社、パナソニック株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社と共同開発した「超高効率ガスエンジンヒートポンプ『GHP XAIR(エグゼア)Ⅲ』」が、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する2020年度省エネ大賞の製品・ビジネスモデル部門で「資源エネルギー庁長官賞(業務分野)」を共同で受賞しました。
また、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、三浦工業株式会社と共同開発した「蒸気の安定供給に貢献できる省エネ型燃料切替ボイラGC-2000AS」が「省エネルギーセンター会長賞」を共同で受賞しました。
この表彰は、事業者や事業場等において実施した他者の模範となる優れた省エネ取り組みや、省エネルギー性に優れた製品並びにビジネスモデルを表彰するものです。
当社は、今後もエネルギーの有効利用に関する様々な取り組みを展開し、お客さまから信頼され、選択され続ける企業を目指してまいります。
<受賞製品の概要>
1.製品・ビジネスモデル部門「資源エネルギー庁長官賞(業務分野)」受賞
「超高効率ガスエンジンヒートポンプ『GHP XAIR(エグゼア)Ⅲ※1』」
エンジンやコンプレッサー、熱交換器の開発・新規採用等により、全機種においてAPFp※22.09以上(従来機からエネルギー消費効率約10%向上)という高い省エネ性を実現したこと、省エネ性やGHPの強みである低消費電力を維持しながら、厳しい気象条件下での冷暖房運転の継続や、設置スペースおよび質量の低減など、快適性や設置性をさらに向上したことが評価されたものと考えております。
※1:「XAIRⅢ」およびXAIRⅢロゴは東邦ガス株式会社、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社の商標です。「GHP XAIR」の「X」は、「究極の効率」や「無限の可能性」を、「AIR」は「快適な環境」、「快適な空調」、「AIR conditioner=空調システム」の意味をもちます。そして、「GHP」と「AIR」を合わせること(掛け算のX)によって、お客さまによりよい「空調」と「環境」を提供する次世代の「超高効率ガスエンジンヒートポンプ」であることを表現しています。
※2:通年エネルギー消費効率のことで、数値が大きいほど高効率であることを示します。
①外観写真
アイシン精機製品 | パナソニック製品 | ヤンマーエネルギー システム製品 |
②製品ロゴ
③製品ラインナップ(3メーカー)
仕様 | 標準機・リニューアル機・組合せ機 | ||||
能力 | 16馬力 (45kW)相当 |
20馬力 (56kW)相当 |
25馬力 (71kW)相当 |
30馬力 (85kW)相当 |
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製造 メーカー |
アイシン精機 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
パナソニック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
ヤンマーエネルギーシステム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
④特長※3
省エネ性 | ・エネルギー消費効率APFp を約10%向上(従来機比) ・自動省エネ運転機能搭載 |
・エンジンやコンプレッサー、熱交換器の開発・新規採用等による運転効率の改善を図り、全機種においてAPFp2.09以上(従来機からエネルギー消費効率を約10%向上)を実現。 ・室内温度と設定温度をモニタリングし、自動で省エネ運転を実施。 |
快適性 | ・厳しい気象条件でも 快適運転を継続 |
・外気温度50℃の環境下でも冷房運転を継続、積雪時でも暖房運転を継続。 ・外気温度2℃以上では除霜運転無く暖房運転を継続。 |
設置性 | ・設置スペースの低減 ・軽量化 ・高静圧仕様対応 |
・設置スペース(メンテスペース含む)を従来機以下に低減。 ・エンジンの小容量化、熱交換器の効率化等により軽量化を実現。 ・高静圧仕様の選択が可能。 |
節電性 | ・節電効果を維持 | ・消費電力はEHPと比較し1/10以下とピーク電力の低減、節電に貢献。 |
※3:各特長の詳細や採用技術は機種により異なります。詳しくは各メーカーのカタログをご覧ください。
2.製品・ビジネスモデル部門「省エネルギーセンター会長賞」受賞
「蒸気の安定供給に貢献できる省エネ型燃料切替ボイラGC-2000AS」
ボイラの熱交換部の構造・材料を見直すことでガス消費量を従来機から最大7%削減し、送風機と給水ポンプにインバータを搭載することで消費電力量を従来機から最大60%削減し、高い省エネ性を実現したことが評価されたものと考えております。
①外観写真 |
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②特長 | |
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省エネ性 | ・ボイラ効率の向上と燃焼制御の改善により燃料消費量を従来機から最大7%削減。 ・送風機と給水ポンプのインバータ化により消費電力量を従来機から最大60%削減。 |
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環境性 | ・燃料消費量と消費電力量の削減によりCO2排出量を従来機から最大8.3%削減。 | |
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切替専焼 | ・ガス燃料と油燃料をスイッチ1つで切り替えて運転が可能。 | |
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以 上