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水素製造・利用技術

コージェネレーションシステム用ガスエンジンでの
都市ガス・水素混焼技術開発

1. 開発の背景・目的

近年、カーボンニュートラルの実現に向けたお客さまのニーズが高まっており、高効率なガスコージェネレーションシステム(以下、コージェネ)にも、更なる低炭素・脱炭素化が求められていることを受け、当社では都市ガス・水素混焼技術の社会実装に向けた技術開発に取り組みました。

2. 開発成果

当社は三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社と共同で、発電出力450kWの水素混焼ガスエンジンコージェネを開発し、商品化しました。本製品は、運転中に「都市ガス専焼」と「水素混焼」を任意に切り替えることが可能です。

水素は都市ガスに比べ、着火性が高く、燃焼速度が速いなどの特性があるため、水素混焼時には異常燃焼の発生が課題となります。この課題に対し、当社技術研究所にて、様々な運転パターンを模擬した実証試験を500時間以上に及び実施し、最適な運転条件や信頼性の検証を行いました。その結果、都市ガス専焼機から大幅な改造を行うことなく、燃料供給方法の工夫や空気と燃料の投入比率の調整などにより、都市ガス専焼時と同じ定格出力での水素混焼運転に成功しました。

水素混焼ガスエンジンコージェネの概要
図1 水素混焼ガスエンジンコージェネの概要
水素混焼時の燃料供給について(イメージ)
図2 水素混焼時の燃料供給について(イメージ)
表1 商品化したガスエンジンコージェネの仕様
商品化したガスエンジンコージェネの仕様

関連資料

  1. 東邦ガス,プレスリリース,(2021) https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1223638_1342.html
  2. 低炭素・カーボンニュートラル社会に貢献する水素・アンモニアエンジンの開発,
    三菱重工技報Vol. 59 No. 4 (2022) https://www.mhi.co.jp/technology/review/jp/abstractj-59-4-50.html
  3. 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社,プレスリリース,(2025) https://www.mhi.com/jp/news/25070402.html