工場排ガス等を対象としたCO₂分離回収技術の確立に向けた実証試験を開始

 東邦ガス株式会社（社長：増田 信之）は、工場等のお客さま先で発生する排ガス等を対象としたCO₂分離回収技術の確立に向けた実証試験を開始します。

 この度、当社の技術研究所（愛知県東海市）内にCO₂分離回収システムの評価設備を導入しました。実際の工場排ガスや様々な成分・温度・圧力の模擬ガスに対して、比較的コンパクトで導入が容易な膜分離法^※1や物理吸着法^※2を用いたCO₂分離回収システムの性能を評価していきます。
 また、CO₂分離回収に関する新たな素材・技術の知見・ノウハウを持つ他者とのアライアンスも推進するとともに、2020年代半ばから、工場等のお客さま先での性能検証実施を目指します。

 当社は、中期経営計画のテーマに掲げた「カーボンニュートラルの推進」の取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※１　CO₂を選択的に透過させる膜を用いて分離する方法
※２　吸着材にCO₂を選択的に吸着させて分離する方法

【CO₂分離回収・利用のカーボンリサイクルイメージ】

以上