米国キャメロンLNG輸送用の新造船舶の命名について
2019年4月22日
東邦ガス株式会社
4月19日、東邦ガス株式会社(以下、当社)の100%子会社である東邦エルエヌジー船舶株式会社(以下、東邦エルエヌジー船舶)が三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、日本郵船株式会社(以下、日本郵船)、東北電力株式会社(以下、東北電力)と共同保有※1する新造LNG船(以下、本船)の命名式が三菱重工業株式会社長崎造船所(長崎県長崎市)で行われ、「Diamond Gas Sakura」と命名されました。
本船は、2019年5月15日の竣工後、米国キャメロンLNGプロジェクト※2から当社および東北電力向けLNG輸送などに従事する予定です。
特長として、上部が下部より膨らんだリンゴ形状のタンクを採用し、LNGの積載効率を高めています。また、ガスと油の両方を燃料として使用可能なディーゼル発電機による電気モーター推進機関と、ディーゼル発電機からの排熱を有効利用する高効率な蒸気タービン推進機関を組み合わせたハイブリッド2軸推進方式STaGE※3を採用しており、燃料使用量と二酸化炭素排出量の削減を実現しています。
当社は、本船の活用により、引き続きLNG調達における経済性・安定性の確保に努めてまいります。
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Diamond Gas Sakura |
<「Diamond Gas Sakura」の概要>
全長 | 293.5メートル |
全幅 | 48.94メートル |
総トン数 | 144,828トン |
主機関 | STaGE (Steam Turbine and Gas Engines) |
積載容量 | 165,000 m3 |
建造造船所 | 三菱造船株式会社/三菱重工海洋鉄構株式会社 |
※1 シンガポールにて設立した、LNG船の保有とLNG輸送を事業目的とする合弁会社Diamond LNG Shipping 3 Pte.Ltd.を通じて共同保有。出資比率は東邦エルエヌジー船舶10%、三菱商事40%、日本郵船40%、東北電力10%。
※2 当社は、2016年6月、Diamond Gas International Pte.Ltd.(シンガポールに本社を置く、三菱商事100%出資の子会社)との間で米国キャメロンLNGプロジェクトからLNGを購入する売買契約書を締結しております。
※3 Steam Turbine and Gas Enginesの略称
以上