省エネと節電を実現するガス冷暖房システムの最新モデル「GHP XAIR(エグゼア)Ⅲ」を開発
~性能・機能がさらに進化した新型ガスエンジンヒートポンプ~
2020年2月4日
東京ガス株式会社
大阪ガス株式会社
東邦ガス株式会社
本製品は、「省エネと節電の実現」という継続する社会的ニーズや、気候変動等への対応を踏まえ、EHP(電気式ビル用マルチエアコン)の1/10以下という低消費電力を維持しながら、さらなる省エネルギー化、機能性向上を目的として開発されたものです。
本製品の特長(ポイント)は以下の通りです。
- ■ 本製品の全機種において、APFp※22.09以上(エネルギー消費効率約10%向上)を実現。
- ■ 厳しい気象条件下(酷暑、厳寒、積雪時)でも冷暖房運転の継続※3が可能。
- ■ 上記のように性能・機能を向上させながら、さらに設置性の向上(設置スペース※4、質量を従来機以下に低減)を実現。
ガス三社は、事務所ビル、商業施設、学校、病院、工場など幅広いお客さまを対象に本製品を提案・販売してまいります。
なお、2020年3月3日(火)から6日(金)に幕張メッセで行われる「HVAC&R JAPAN 2020(一般社団法人 日本冷凍空調工業会主催)」において、一般社団法人日本ガス協会や各GHPメーカーのブースにおいて本製品の紹介、一部実機展示を行います。
※1:室外機の圧縮機をガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行う空調システムです。
※2:通年エネルギー効率のことで、数値が大きいほど高効率であることを示します。
※3:設置条件、運転条件により異なります。また、一部の製品を除きます。
※4:メンテナンススペースを含めた機器に必要なスペースを指します。
【製品ロゴ】
【本製品の外観写真※5】
【本製品のラインナップ】
仕様 | 標準機・リニューアル機・組合せ機 | ||||
能力 | 16馬力 (45kW)相当 |
20馬力 (56kW)相当 |
25馬力 (71kW)相当 |
30馬力 (85kW)相当 |
|
製造 メーカー |
アイシン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
パナソニック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
ヤンマー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
【本製品の特長※6】
省エネ性 |
・エネルギー消費効率APFpを約10%向上(従来機比) |
・エンジンやコンプレッサー、熱交換器の開発・新規採用等による運転効率の改善を図り、全機種においてAPFp2.09以上を実現しました。従来機からエネルギー消費効率を約10%向上させており、年間消費エネルギーの削減、CO2排出量の削減に貢献します。 |
快適性 |
・厳しい気象条件でも快適運転を継続 |
・外気温度50℃の環境下でも冷房運転を継続、積雪時でも暖房運転を継続できます。※7 |
設置性 |
・設置スペースの低減 |
・全機種において、設置スペースを従来機以下に低減しました。 |
節電性 |
・節電効果を維持 |
・GHPが持つ節電効果を維持し、消費電力はEHPと比較し1/10以下とピーク電力の低減、節電に貢献します。 |
※5:本製品の外観写真はイメージで、今後変更になる可能性があります。
※6:各特長の具体的な技術手法は、各メーカーにより異なります。
※7:積雪時の運転継続機能(室外機ファンによる雪飛ばし制御)は、パナソニック製、ヤンマー製ではオプションとなります。
※8:高静圧仕様は、一部の製品を除きます。
【参考:開発メーカーの企業概要】
(1)アイシン精機株式会社
設立 |
1965年(昭和40年)8月31日 |
資本金 |
450億円 |
代表取締役社長 |
伊勢 清貴 |
事業内容 |
自動車部品、エネルギー・住生活関連製品などの製造・販売 |
本社所在地 |
愛知県刈谷市朝日町二丁目1番地 |
(2)パナソニック株式会社
設立 |
1935年(昭和10年)12月15日 |
資本金 |
2,587億円 |
代表取締役社長 |
津賀 一宏 |
事業内容 |
部品から家庭用電子機器、電化製品、FA機器、情報通信機器、および住宅関連機器等に至るまでの生産、販売、サービスを行う総合エレクトロニクスメーカー |
本社所在地 |
大阪府門真市大字門真1006番地 |
(3)ヤンマーエネルギーシステム株式会社
設立 |
2003年(平成15年)3月3日 |
資本金 |
9,000万円 |
代表取締役社長 |
山本 哲也 |
事業内容 |
空調システム、発電システム、駆動システム、太陽光発電システム、遠隔監視システムの開発・製造、販売・施工、メンテナンス及び運用・支援 |
本社所在地 |
大阪市北区鶴野町1-9 |
以上