プレスリリース
経済産業省「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」に参画
2019年5月31日
東邦ガス株式会社
経済産業省「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」に参画
~ 自家発電機、蓄電システムを用いた周波数調整制御等の検証 ~
東邦ガス株式会社(社長:冨成義郎、以下「東邦ガス」)は、この度、経済産業省が実施する「平成31年度 需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(以下、VPP)構築実証事業費補助金/VPPアグリゲーター事業(以下、本実証事業)」に参画します。
東邦ガスは、株式会社エナリス(社長:小林昌宏、以下「エナリス」)を幹事企業とするコンソーシアムに参加し、実証協力事業者である三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社(社長:梶野武、以下「三菱重工エンジン&ターボチャージャ」)と連携して、複数のエネルギーリソースを、あたかも一つの発電所のように制御する「VPP」を構築して、電力の需給調整に活用する実証を行います。
高度なエネルギーマネジメント技術により、自家発電機等のエネルギーリソースを遠隔・統合制御して、調整力市場の商品メニュー要件に基づいた制御を行うことで、当該技術の確立や、エネルギーリソースの拡大に繋がるアグリゲ―ションビジネスモデルの確立を目指していきます。
今後もイノベーションの推進を図り、お客さま先のエネルギーリソースを活用した新たなサービスによる付加価値の提供に努めてまいります。
【ご参考】コンソーシアム実施体制図
1.今回の実証試験の概要
実証期間 | 2019年5月30日~2020年2月17日 |
役割分担 | ○エナリス:アグリゲーションコーディネーター ○東邦ガス:リソースアグリゲーター、エネルギーリソースの提供 ○三菱重工エンジン&ターボチャージャ:実証協力事業者、エネルギーリソースの提供 |
エネルギーリソース(予定) | 各社事業所の既設のエネルギーリソースを利用予定 ○自家発電機(ガスエンジン)2台 ○産業用蓄電システム1台 |
主な実証内容 | ○三次調整力制御の検証(自家発電機) ○周波数調整制御の検証(自家発電機、産業用蓄電システム) |
2.主な実証内容
(1)三次調整力制御の検証
三次調整力は、需給バランス調整のために、一般送配電事業者の指令を受けて活用されるものです。
今回、自家発電機(ガスエンジン)を活用して、本実証事業の共通実証の要件に基づき、実証試験を実施することで、三次調整力の提供が可能かを検証します。
(2)周波数調整制御の検証
周波数調整制御は、周波数変動抑制のため瞬時に活用される調整力に対応した制御です。
今回、独自実証として、自家発電機や産業用蓄電システムを活用して、負荷変動に起因する周波数変動を検出して自動的に出力制御を行う機能を用いて、その有効性を検証します。
以 上