1. 研究/開発の成果

室内空調設備の適正な設置を検討するために、コンピュータシミュレーション技術を用いて室内の温度・気流・湿度分布などの予測を行っています。予測結果をもとに快適性評価を行い、より快適な空調空間をご提案することができます。

空調シミュレーション技術は、以下のような特長があります。

  1. (1)建築設計図面、設備設計図面の段階の設備を設置する前に、空調設備の適正配置を検討することができます。
  2. (2)既設空調設備の改造前に改造後の空調性能を予測することができ、効率的に、より快適な空調空間を実現するための空調設備設計をご提案することができます。

2. 研究/開発の活用

本技術を活用したこれまでの実施例には、下記のものがあります。設計事務所さまや、お客さまなどからの空調設備設計カスタマイズに関するお問い合わせへのソリューションご提案資料や、都市ガス利用機器の研究・開発を効率的に進めるために活用しています。

  1. (1)空調機設置方法のご提案

    • 講堂、ホール、展示場、植物園、アトリウムなどの部分空調、部分換気による省エネ化。
    • ショーケースからの冷熱を考慮したスーパー、コンビニエンスストアなどの温湿分布適正化、HACCP対応。
    吹き抜けスペースを有するホールの温度分布

    図1.吹き抜けスペースを有するホールの温度分布

  2. (2)浴室暖房乾燥機、床暖房の性能予測、機器性能向上への開発支援
    浴室暖房乾燥機による浴室内温度分布比較

    図2.浴室暖房乾燥機による浴室内温度分布比較

  3. (3)GHP室外機まわりの排熱気流予測、設置方法の適正化ご提案
  4. (4)厨房内の温度、湿度、気流分布を考慮した空調方法の適正化
    厨房室内の湿度分布比較

    図3.厨房室内の湿度分布比較

  5. (5)屋上緑化による夏期空調の省エネ化
    都市部とその周辺地域で問題となっているヒートアイランド化現象を緩和する手法として注目されている屋上緑化。この導入効果を当社研究所の屋上において調査しました。
    その結果、夏期においては、屋上のコンクリート材へ昼間蓄えられた熱が夕方から夜間にかけて屋内に放出されるが、屋上緑化を施すことにより昼間の蓄熱量を大幅に軽減することが期待でき、結果として1割弱の空調負荷軽減に寄与することがわかりました。
    屋上緑化による空調負荷削減効果検証

    図4.屋上緑化による空調負荷削減効果検証

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