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お知らせ

~ 11社の企業や行政、学生、専門家、NPOが連携して取り組みを進めてきた知多半島グリーンベルト ~
「自然共生サイト」の認定を取得

2023年10月11日

東邦ガス株式会社

 当社を含む多様な主体が連携して取り組みを進めてきた知多半島グリーンベルトが、環境省より「自然共生サイト」の認定を取得しました。

 知多半島グリーンベルト(75.09ha)は、50年以上前に海を埋め立てて造られた知多半島の臨海工業地帯に位置する緑地で、工業地帯と住宅地との緩衝地帯として、幅(東西)100m、長さ(南北)10kmにわたって整備されてきたものです。50年を経て、現在は高さ15mにまで成長した木々で構成される森林帯となっています。
 2011年には知多半島グリーンベルトを対象に、生物多様性を意識した広域的な連携の取り組みとして「命をつなぐプロジェクト」を開始し、現在は企業と行政、地元大学生、専門家、NPOが協力して、緑地の質的向上や、緑地間を生きものが自由に移動できる仕組みづくり、生きものの生息地の創出などの取り組みを行っています。

 「自然共生サイト」は、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のことで、2021年6月のG7サミットで合意された「G7 2030年 自然協約(G7 2030 Nature Compact)」に基づく、日本における30by30の取り組みの一環です。
 今年度から認定制度がスタートし、最初の自然共生サイトの1つとして知多半島グリーンベルトが認定されました。


 当社は、今後も各社と連携してこうした取り組みを継続し、質の高い緑地づくりで生態系ネットワークの一端を担いながら、知多半島の生物多様性の向上を目指し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

<参 考>
-命をつなぐプロジェクト-
 2010年に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)をきっかけに、2011年に活動を開始したプロジェクトです。
 愛知県知多半島の臨海部において、各企業が管理する緑地をひとつの大きな緑地帯と捉え、企業間の垣根を超えた一体的な保全・管理を目指し、定期的な連絡会議による情報交換、生物多様性の保全を推進するためのさまざまな連携活動、共同啓発イベントなどを行っています。
 本プロジェクトは、愛知県の生態系ネットワークの形成事業に関する「知多半島生態系ネットワーク協議会」における取り組みです。


「命をつなぐプロジェクト」連携主体
■企業(自然共生サイト認定区域所有者)

 東レ株式会社 愛知製鋼株式会社 日本製鉄株式会社 大同特殊鋼株式会社
 オートリブ株式会社 株式会社LIXIL 出光興産株式会社 株式会社JERA
 知多エル・エヌ・ジー株式会社 東邦ガス株式会社 株式会社豊田自動織機

■行政
 愛知県 東海市 知多市

■サポート
 エコアセット・コンソーシアム
(MS&ADインターリスク総研株式会社、株式会社地域環境計画
 住友林業緑化株式会社 住友林業株式会社)

■事務局
 NPO法人日本エコロジスト支援協会

以 上