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ガス機器に関する大切なお知らせ

長期使用安全点検制度について(2021年8月法令改正)

2014年4月1日

2020年10月21日改訂
2021年8月2日改訂
2022年7月6日改訂


 2009年4月1日に施行された消費生活用製品安全法(以下、消安法)で設けられた「長期使用製品安全点検制度」では、経年劣化により特に重大な危害を及ぼす恐れの多い製品を「特定保守製品(※1)」と指定し、点検制度が設けられています。この制度は、「特定保守製品」の製造メーカー、販売者、所有者等がそれぞれ適切に役割を果たして経年劣化による事故を防止することを目的とした制度です。
 ガス機器は消安法により特定保守製品に指定されていましたが、ガス事業法、液石法の技術基準の強化や業界の自主的な取り組み等、経年劣化対策の措置により特定保守製品指定当時より、事故率が大きく低下したことにより、法令の改正(2021年8月1日施行)により特定保守製品の指定の対象から除外されることになりました。

(※1)経年劣化により安全上支障が生じ、一般消費者の生命又は身体に対して重大な危害を及ぼすおそれが多いと認められる製品であって、使用状況等からみてその適切な保守を促進することが適当なものとして政令で定められている製品をいいます。指定された製品は、所有者登録を行うと特定製造事業者等より点検時期が近づく頃に点検の案内が送られてきますので、点検を受けることが求められています。

長期使用製品安全点検制度についての詳細は経済産業省のホームページをご確認ください。

 
【1】法定点検について

(1)概要
・2021年8月の法令改正前に特定保守製品に指定されていた製品の所有者さまには、「長期使用製品安全点検制度により行う法定点検(有償)」が求められていましたが、法令改正により点検を受ける責務がなくなりました
・経過措置が設けられ、経過措置対象(※2)の製品の所有者さまは点検期間内に法定点検(有償)を受けることができます。
・ただし経過措置に該当しない場合も、ご希望があれば法定点検と同等の水準で実施する「あんしん点検(有償)」を受けることができます。あんしん点検の詳細につきましては、以下をご参照ください。

◆長期間製品をご使用される場合の「あんしん点検(有償)」に関するお願い

(※2)東邦ガス製品については2010年9月~2013年7月製造の家庭用機器。
ただし、法定点検実施済の製品および点検期間が終了している製品を除く。

(2)点検のお申込みについて

●所有者登録をされているお客さま

 2022年7月までに点検時期が到来するお客さま
(~2013年7月製造の機器)
・法定点検の点検時期が近づいて参りましたら東邦ガスから点検通知を発送します。
 点検をご希望の場合は、点検通知に記載されている方法にてお申込みください。
 2022年8月以降に点検時期が到来するお客さま
(2013年8月以降製造の機器)
・2021年8月の法令改正により、法定点検対象外となります。
 既に所有者登録いただいている場合であっても、東邦ガスからの点検時期をお知らせする点検通知は送付いたしません。

●所有者登録をされていないお客さま
・2013年7月までに製造された特定保守製品につきましては、点検期間内に法定点検を受けることができます。
・法定点検をご希望の場合は、製品に貼られている以下の「特定保守製品ラベル」をご覧いただき、
点検時期をご確認のうえ、下記に記載のお問い合わせ窓口までお申込みください。

(3)点検費用について(2021年8月2日現在)
 点検費用はお客さまにご負担していただくことになります。
 ① 点検料金は出張費+技術料で構成いたします。
 ② 出張費の内訳は、車両償却費・ガソリン代が含まれます。
 ③ 技術料の内訳は、点検費(準備・移動・作業時間給)・工具償却費・一般管理費が含まれます。
 ④ 点検作業において、高所作業・機器の特殊設置の場合は、別途見積りといたします。
 ⑤ お客さまから、休日・夜間の出張指定があった場合は、出張料と技術料を割増料金といたします。 

(税込)

対象製品 出張料 技術料 合 計
小型湯沸器 1,870円 6,380円 8,250円
FF式暖房給湯器 1,870円 8,470円 10,340円
上記の点検料金については、点検結果により修理が必要になった場合の技術料・部品代等の修理費用は含まれておりません。

【2】製品および取扱説明書等の記載について
・製品および製品に付属している取扱説明書等は改正前の内容が記載されているため、法令に係る表示箇所につきましては、以下ご確認ください。
製品の梱包表示 ・四角囲みで「特定保守製品」「流通の皆様へ」「説明要」と記載されたラベルが貼られている場合もございますが、特定保守製品の指定から除外されましたので、表示に関わる情報伝達や点検の必要性に関する説明は不要となります。
製品 ・四角囲みで「特定保守製品」と記載されたラベルが貼られている場合もございますが、特定保守製品の指定からは除外されました。
所有者票 ・「販売事業者(特定保守製品取引事業者)様へ」として、所有者への説明義務および所有者登録の協力責務に関する記載がありますが、説明義務がなくなりました。
・所有者登録は廃止となります。所有者登録票が同梱されていた場合、記入・投函は不要となります。
取扱説明書 ・法定点検の責務がなくなり、「長期使用安全点検制度に関するお願い」に記載する、「所有者登録」、「点検のお申込み」等についての対応は不要となります。
・2013年8月以降に製造された機器より、法定点検としての「点検通知」は送付されません。
工事説明書 ・「設置工事説明書」「設置説明書」に、「設置事業者様へ所有者が所有者票の送付などにより所有者登録を必ず行うようご協力をお願いします」と記載しておりましが、法令改正により所有者票のご記入・投函は不要となりましたので同様にお客さまへご案内いただきますようお願いいたします。

 【3】点検時期お知らせ機能について
・点検時期お知らせ機能とは、お客さまの安全のため、一定の時期(設計標準使用期間)がくると、点検が必要であることを機器のランプ点滅やリモコン表示などでお知らせする機能です。表示中も機器の使用は可能です。
・法令改正に伴い、お客さまご自身での点検時期お知らせ機能の解除が可能となりました。
手順につきましては、以下をご参照ください。
◆点検お知らせ機能の解除方法[PDF:108KB]

機器 型式(東邦ガスブランド) お知らせ
小型湯沸器 PI-5SN、PI-5SM 赤ランプの点滅(3回点滅)
RI-5SV(W)、RI-5SU(W) 緑ランプの点滅
暖房給湯器 FTシリーズ リモコンに「888」が表示される


【4】お問い合わせ先

当社製品の長期使用製品安全点検制度に関するお問い合わせは、下記連絡先にお願いいたします。
特定保守製品点検センター  0120-872-909(フリーダイヤル)
受付時間 午前9時~午後5時<平日>※土・日・祝日等の当社指定休日を除く。