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ガス空調機器・システム

節電と省エネを両立するガス冷暖房システム
「GHP XAIR(エグゼア)Ⅲ」

技術賞の受賞マーク
2020年度省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)主催:一般財団法人省エネルギーセンター

<受賞履歴>

2021年度 (一社)日本ガス協会2021年度技術賞~ガス技術部門~

2020年度 省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)「資源エネルギー庁長官賞(業務分野)」

1. 研究/開発のねらい

省エネと節電を実現するガス冷暖房システムである超高効率ガスエンジンヒートポンプ※1「GHP XAIR(エグゼア)Ⅲ」(以下、本製品)を、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、株式会社アイシン、パナソニック株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社と共同で開発しました。
本製品は、「省エネと節電の実現」という継続する社会的ニーズや、気候変動などへの対応を踏まえ、EHP(電気式ビル用マルチエアコン)の1/10以下という低消費電力を維持しながら、さらなる省エネルギー化、機能性向上を目的として開発されたものです。

2. 研究/開発の成果

EHPの1/10以下という低消費電力を維持しながら、ストイキ・リーン切替燃焼エンジンの世界初採用や圧縮機、オールアルミ製マイクロチャネル熱交換器の開発・新規採用などにより、本製品の全機種において、APFp※2 2.09以上(従来機比でエネルギー消費効率を平均約10%向上)を実現しました※3。さらに、GHP XAIRⅢでは高い省エネ性に加え、厳しい気象条件下(酷暑、厳寒、積雪時)での冷暖房運転の継続、室温と設定温度の差を監視した自動省エネ制御の搭載、設置スペース※4および重量の従来機以下への低減など、快適性や機能性をさらに向上しました。

本製品の外観写真

アイシン製品
アイシン製品
パナソニック製品
パナソニック製品
ヤンマー製品
ヤンマー製品

本製品の特長※3

省エネ性
  • エネルギー消費効率APFpを従来機比で約10%向上
  • 自動省エネ運転機能を搭載
  • エンジンやコンプレッサー、熱交換器の開発・新規採用などによる運転効率の改善を図り、全機種においてAPFp2.09以上(従来機からエネルギー消費効率を約10%向上)を実現。
  • 室内温度と設定温度をモニタリングし、自動で省エネ運転を実施。
快適性
  • 厳しい気象条件でも快適運転を継続
  • 外気温度50℃環境下でも冷房運転を継続、積雪時でも暖房運転を継続。
  • 外気温度2℃以上では除霜運転無く暖房運転を継続。
設置性
  • 設置スペースの低減
  • 軽量化
  • 高静圧仕様対応
  • 設置スペース(メンテスペース含む)を従来機以下に低減。
  • エンジンの小容量化、熱交換器の効率化などにより軽量化を実現。
  • 高静圧仕様の選択が可能。
節電性
  • 節電効果を維持
  • 消費電力はEHPと比較し1/10以下とピーク電力の低減、節電に貢献。
  1. ガスヒートポンプ(GHP)は室外機の圧縮機をガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行う空調システムです。
  2. 通年エネルギー消費効率のことで、数値が大きいほど高効率であることを示します。
  3. 各特長の詳細や採用技術は機種により異なります。詳しくは各メーカーのカタログをご覧ください。
  4. メンテスペースを含めた機器に必要なスペース。

*「エグゼアおよびGHP XAIR(ロゴ)」は東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社の登録商標です。