
Cross Talk クロストーク
お互いにキャリア入社であり、
企画部と電力事業推進部という共通の部署を経験したふたり。
転職経験者ならではの客観的な視点と豊富な経験を
東邦ガスでどう活かしているのか、リアルに語ってもらいました。
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Profile 01
電力事業推進部電力トレーディンググループ
マネジャーT.K 2012年入社
愛知県出身。情報文化学部社会システム情報学科卒業。
大学卒業後、グローバルに事業を展開する電機・精密機器メーカーに入社し、連結決算や管理会計などの財務関連業務を担当する。欧州での海外駐在も経験し、グローバルな資金管理や海外子会社の経営管理に携わる。入社後のキャリア
- 2012.05
- 企画部 経営企画グループ 長期経営計画や供給計画の策定に携わる。ガス事業の基本を学びながら、全社の経営方針を組織の隅々まで浸透させることを意識。
- 2013.11
- 原料部 原料第二グループ 都市ガスの原料となるLNG(液化天然ガス)の長期契約の価格改定交渉を担当。 海外売主や商社、電力・ガス会社など多くの関係者と協業する。
- 2016.04
- 原料部 原料第一グループ 中長期のLNG調達方針・計画の策定を担当。豪州やシンガポールの海外拠点の業務サポートも実施。
- 2018.12
- 財務部 経理グループ チーフ(チームリーダー)として、IR(投資家向け広報)や資本政策をはじめとした財務戦略の立案業務に携わる。
- 2021.11
- 企画部 経営企画グループ グループビジョンと中期経営計画の策定に携わる。全社横断の旗振り役を意識して業務を推進。
- 2023.04
- 企画部 経営管理グループ 管理職に就任。長期経営計画策定やグループ会社支援などに携わり、全社的な経営方針の実行を支援。
- 2025.04~
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電力事業推進部
電力トレーディンググループ 戦略事業のひとつである電力事業における最前線の管理者として、全国を飛び回り、電力会社などから電力を調達。同時に日々の需給管理や市場調達を行うチームも率いる立場でもあり、両チームのシナジー効果によって低廉な電力調達の実現を目指している。
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Profile 02
企画部 経営企画グループ
S.M 2019年入社
京都府出身。経済学部経営学科卒業。
大学卒業後は電力会社に入社し、小売部門を中心にキャリアを積むなかで、
新増設工事の関連業務やFIT制度に基づく電力購入関連業務など、現在の送配電部門に相当する業務も経験。東京勤務時代には政策対応に携わる。入社後のキャリア
- 2019.08
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電力事業推進部
再生可能エネルギー
電源グループ 再生可能エネルギーの電源開発業務に従事。発電資産の買収や出資案件における投資評価(リスク・収益性分析)を担当し、社内の投資意思決定を推進。
- 2022.04
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電力事業推進部
企画グループ 電気事業の計画策定や収支管理を担当。将来の収益の柱として期待される電気事業の成長に向けた長期計画の策定、短期的な次年度の収支計画や実績管理などを行う。また、電力を他社から購入する電力取引業務に携わる。
- 2025.04~
- 企画部 経営企画グループ 東邦ガスグループ全体の長期経営計画の策定や、部門ごとに策定する事業計画への側面的支援に携わる。グループビジョンの達成に向けて、事業の進捗や、資源配分の適切性などを経営レベルで議論できるよう、さまざまな検討や調整業務を行っている。
多角的な視野と柔軟な対応力を武器に
それぞれが極めるプロフェッショナリズム。
Q1まずは、転職しようと思ったきっかけや理由を教えてください。
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T.K
前職では、入社以来ずっと財務・経理分野でキャリアを積んできました。20代半ばでロンドンのグループ会社へ出向し、海外グループ会社の経営管理に携わったことで、もっとキャリアの幅を広げたいと考えたことが転職のきっかけでしたね。海外駐在の経験が、日本や東海地方の魅力を再認識することにつながり、生まれ育った地域に貢献したい気持ちが高まったことも理由の一つ。転換期を迎えつつあるエネルギー業界なら、よりチャレンジングな経験ができるのではと期待もあり、希望していた経営企画をはじめ、幅広い業務を経験する可能性を感じたことが入社の決め手になりました。
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S.M
私の場合はプライベートな家庭事情が転職理由です。前職の勤務地である関西地方から妻の実家がある名古屋市へ、生活基盤を移したいと考えていました。東邦ガスに入社を決めたのは、名古屋周辺での勤務であることに加えて、新卒から8年以上にわたり携わっていた電気事業の知見を活かせるフィールドがあったから。採用面接の時点で、採用にいたった場合の初期配属は電力事業推進部になると聞いていて、即戦力としての活躍が求められるだろうと、身が引き締まる思いだったことを覚えています。
Q2外側と内側、両方の視点でみた東邦ガスのオリジナリティとは?
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T.K
入社当時はキャリア採用者も少なく、配属された企画部内では私一人だけでした。会社が違えば社風も仕事の進め方も違うだろうと想定していたので、異業種から転職した自分が馴染めるか不安でしたが、当時の上司や先輩からガス事業の基本を教わり、工場や営業所などの現場見学にも連れ出してもらったおかげで、不安は全くの杞憂に終わりました。今はキャリア入社の社員もかなり増えましたが、人を温かく迎え入れる風土は変わりませんね。
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S.M
まわりからよく「前の会社とどう違う?」と聞かれませんか(笑)?私が一番違いを感じるのは、役員との距離感。入社1~2か月目には、担当案件について役員へのプレゼンテーションを任され、心底驚きました!担当する業務は、他ならぬ自分自身が一番詳しいはずですし、その領域におけるプロフェッショナルであるべきだと私は考えています。東邦ガスには社歴や年齢に関わらず『担当者がその領域のプロである』と信頼し、意見に耳を傾けてくれる風土があるように感じました。私自身も経営層に案件の重要性や有用性を自身の口で説明する機会をもらえることが何よりもありがたいですし、非常に大きなやりがいにつながっています。
Q3入社してから、新たにチャレンジしたことを教えてください。
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T.K
まさに今取り組んでいる電気事業が、チャレンジそのもの。複雑な仕組みや制度を理解しながら、さまざまな取引先と信頼関係を築き、電気事業の成長に向けて尽力しています。私は原料部でLNG調達に携わったのですが、原料部時代にお世話になった取引先の方と再会することも多く、電力調達とLNG調達の関連性が深まっていると感じます。社内でもLNG調達と電力調達を両方経験した人材は少ないので、両業務の共通点や違いを踏まえながら、低廉かつ安定的な電力調達を目指して検討を重ねています。
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S.M
チャレンジというと大袈裟かもしれませんが、転職直後に経験した再生可能エネルギーの電源開発は、キャリアの幅を大きく広げることができた業務でした。電源開発に携わるまでは、電気や機械といった技術系の業務中心なのだとイメージしていたのですけど、事業計画の策定や収益性評価、用地取得や行政の許認可取得、資金調達など、意外にも私のような事務系社員が活躍できるフィールドが数多くありました。そうした中、前職で未経験だった発電部門に関われたことで、電力サプライチェーンを網羅する強みを築けました。これは現在の私の大きな財産になっています。

Q4キャリアを重ねるなかで、どんな変化や成長を感じていますか?
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T.K
自分自身に新たな発見があったのは、未経験の原料調達業務に携わったときでしょうか。最初はLNG業界の専門用語や商慣習に慣れるのに苦労しましたが、それまでの財務や経営企画といったスタッフ業務から、海外売主と顔をつき合わせて交渉するというフロント業務にシフトしたことで、「自分は意外と多様な関係者とのネットワークづくりも楽しめるタイプなんだな」と気づきました。原料や電力の調達において、シビアな交渉をするなかで「会社の利益に貢献する実感」を得られたり、理屈だけでは割り切れない清濁併せ吞むような難しい局面を乗り切ることに達成感を味わったり、私は現場業務に面白味を感じることが多いですね。
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S.M
私はKさんが担当されている電力調達業務の前任者にあたるわけですが、当時は電気事業の収益が思ったように上がらなくて苦労しました。事業の構造を転換しようと模索するなかで、地力を高められたと思います。電源を他社から買う場合、短期契約の比率が高いとその時々のマーケット価格に左右されやすくなります。当時はまさにそのリスクが顕在化し、世界的なエネルギー価格の高騰の影響を大きく受ける構造になっていました。そこで、中長期的な契約を組み合わせるなどリスク管理の観点から構造改革を進め、より安定した調達基盤の構築に貢献できたと考えています。電力調達という専門性の高い領域において、ここに関しては誰よりも詳しいといえる強みを持てたことは自分の地力を高める大きな財産になりました。
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T.K
頼もしい限りです。今の電力事業推進部にもMさんのようなプロ意識の高いメンバーがたくさんいるので、本当に心強いんですよ。一方で、そうしたプロたちにいかに活躍してもらうか、働きやすい環境や道筋をつくるのがマネジャーの役目だと思っています。10人以上の組織をまとめていく立場になると、自分の能力を活かすというより、メンバーの力を適切に組み合わせて組織的に動くことを第一に考えないといけない。4年前にマネジャーになってから、自分視点から組織視点へと、意識も思考も大きく変わりましたね。
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S.M
その感覚、わかるような気がします。私も電力事業推進部に在籍していた際にチーフを経験して、組織全体のパフォーマンスを最大化するために何をすべきか、という視点を持つようになりました。今の所属グループでは、経営戦略に携わっているので、俯瞰して見る力がより鍛えられていますね。私は前職時代を含め、キャリアのほとんどを事業部門で過ごしてきたので、東邦ガス本体やグループを経営的な視点で捉える機会があまりありませんでした。資本市場から当社がどのように評価されているか、目指す姿へと成長していくために必要な資源配分がなされているかなど、経営目線で戦略を立てる経験ができていることはキャリアにおける大きな財産です。
Q5これからのキャリアプランや目指す姿を教えてください。
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T.K
まずは足元で取り組んでいる電力トレーディングを通じて、電気事業の成長に貢献することが目標。その先も、これまでの経験も活かしてエネルギー全般に関わる仕事に携わりたいです。どんなキャリアを歩もうとも、新たなチャレンジをしながら、楽しく仕事ができるようにしたいですね。
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S.M
私は自分の強みでもある電気事業を核に、変化し続ける事業環境やエネルギー政策全体の動向を見据え、広い視座で企業成長を牽引していく人材になりたいです。
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T.K
実は私にとって原料部や電力事業推進部への異動は全くの想定外だったのですが(笑)、それらの経験を通じて実感しているのは、「その場に身を置かないと見えない景色がある」ということ。Mさんは将来的に電気事業の中心人物になるのではと思っていますが、原料調達やカーボンニュートラル、海外事業など幅広く経験した上で電気事業を担うという選択肢もあると思います。自分では想像できないような新しい業務に携わるチャンスが多いことは、東邦ガスで働く魅力でもありますよね。
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S.M
そうですね。自分の核となる部分を補強できる分野に興味があるし、幅をどんどん広げていきたいです。私は技術系のような専門技術を持っているわけではありませんが、ビジネスにおける汎用的なスキルを磨くなかで、客観的な判断力や、定量データに基づいた合理的な議論を積み重ねることを意識してきました。こうした思考プロセスにおいて他者との差異化を図り、自分ならではの強みにして確立していきたいと考えています。AIの存在感がますます高まるこれからの時代には、「答えの出し方」より「答えの活かし方」が重要になるでしょうし、課題形成力やクリティカルシンキングを意識して、事務系ならではの自分らしいキャリアパスを描いていきたいと思います。
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T.K
私も自分なりのマネジメントスタイルを磨きたいと思っているところです。マネジャーは経営層と現場のパイプ役となり、組織の目指す方向性を示しながら、最適解を考え続けなければなりません。一人ひとりの個性と強みを活かせるような業務分担や働きかけをして、1+1が3にも4にもなるような、組織力の向上を意識しています。以前、上司から「部下に任せたことは座して待つことが管理職の重要な仕事」だと教えられたことがありますが、待つことは「あなたを信頼しているよ」というメッセージでもある。適時適切なフォローも加えながら、「任せて待つ」ことも意識することで、メンバーそれぞれの成長を促していきたいですね。年齢的にも、今まで成長させてもらった恩返しを意識した仕事ができるといいなと思っています。
