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当社の保有技術

パイプスプリッター工法(非開削支管入替工法)

1. パイプスプリッター工法とは

パイプスプリッター工法は、道路をほとんど開削することなく、既設の小口径の鋼管をポリエチレン管に入れ替える工法です。この工法では、既設鋼管の下側を縦方向に切断・拡径しながら、新設のポリエチレン管を地中に引き込みます。

パイプスプリッター工法

2. 工法の概要

施工手順

  1. ロッドを順次連結させて、既設管内に通します。
  2. 発進立坑側のロッドにパイプスプリッターを接続し、その後方に新設ポリエチレン管を接続します。
  3. 到達立坑に引き込み装置を設置し、ロッドを引き込みます。ロッドを引き込むことにより、回転カッターを配置したパイプスプリッターで鋼管を切断・拡径しながら、ポリエチレン管を敷設します。鋼管はポリエチレン管の上部を覆うように広げられるため、施工後は防護管の役割を果たします。
施工概要
施工概要
切断の様子(断面図)
切断の様子(断面図)
スプリッターの分割イメージ
スプリッターの分割イメージ

装置

【パイプスプリッター工法装置】

引込装置
引込み装置

3. 効果

  1. 工事中の騒音・振動、交通規制が緩和できるため、工事周辺のお客さまへの影響度を低減できます。
  2. 工事の機械化で人力作業を軽減できます。
  3. 開削で発生する残土や廃材が少ないので環境面に優れています。
  4. ガス導管工事コストの大部分を占める、開削・埋め戻し等の土木・舗装復旧費を大幅に削減できます。

4. 適用範囲

圧力 低圧
延長
  • 1回の施工につき30m~50m
  • 供給管切替部5か所程度
管種 鋼管 → ポリエチレン管
口径 40A → 50A
50A → 50A・75A
65A → 50A・75A・100A