当社の保有技術
A-プラスライニング工法(非開削供内管更生修理工法)
1. A-プラスライニング工法とは
A-プラスライニング工法は、低圧供内管のねじ継手鋼管を対象とした腐食漏えい予防/継手漏えい予防を目的として、管内面にライニング膜を形成する更生修理工法です。道路を掘削せず、メーター立管から灯外内管および供給管を樹脂ライニングすることができます。
2. 概要
管内部にライニング樹脂とピグを入れ、水圧によってピグを通すことでガス管の内部に均一な樹脂の膜を形成させます。ライニングされたガス管内を通ってガスが供給されることになります。
3. 施工手順
- 管内カメラなどを用いて、供内管の延長を測定する。
- ライニング剤(主剤A・主剤B・硬化剤)を混合・撹拌する。
- 注水機器を用いて、メーター立管からピグと混合したライニング剤を水により管内に圧送する。
- 防爆吸引ポンプを用いて、ピグとライニング剤を吸収し、ライニングする。
施工イメージ図



4. 効果
- 万が一ガス管に腐食孔が発生した場合、ガス管が折損した場合でも、ライニングした膜で漏えいを抑制することができます。
- ウレタン樹脂を用いたことにより、においの低減、作業者の安全を確保しています。
- 通常の入れ替え工事に比べて掘削土の発生を抑制することができます。
- 発泡抑制成分を加えた3液混合型ウレタン樹脂を用いることで、硬化時の水との接触による発泡の抑制が可能となりました。
5. 適用範囲
圧力 | 低圧 |
---|---|
管種 | ねじ継手鋼管 |
口径 | 25A、32A |
延長 | 最大6mまで |
技術導入メリット
お客さまのお困りごと・要望
- 低圧供内管の経年劣化による腐食漏えいを未然に防止しつつ、可能な限り安価で施工したい。
本工法のメリット
- 管内にウレタン樹脂をライニングすることで、腐食などによる漏えいを未然に防止します
- 道路を掘削せず対策が可能であるため、施工コストの低減に寄与します。