当社の保有技術
継手シーリング修理工法
1. 継手シーリング修理工法とは
鋳鉄管の継手からガスが漏洩した際、その部分に樹脂を浸透させて閉塞する工法です。
従来の工法に比べ、開削する面積が狭く、また火気を必要としないため安全でコストがかかりません。

2. 概要
鋳鉄管の継手上部に小さい穴を開け、そこから樹脂注入ガンによってヤーンに樹脂を注入し、全周に浸透させて漏えいを閉塞します。



3. 特長
- 継手上部のみの掘削で修理できるため、掘削・復旧にかかるコストを削減することができます。また、掘削土の発生を抑制することができます。(1m×0.9mの掘削で修理可能)
- 掘削孔内で火気を使用する必要がないため、安全です。
- 従来の工法に比べ、ガス管の清掃範囲が狭くてもよいため、作業時間の短縮を図ることができます。
4. 適用範囲
対象
圧力 | 低圧 |
---|---|
口径 | 75A~300A |
管種 | 鋳鉄管(印ろう型・ガス型)継手部 |
配管 | 直管受口、チーズ、クロス レジューサー、ベンド、水取り器接続部に適用可能 (鋼管挿し込み受口・スリーブを除く) |
使用樹脂
種類 | ガスシーラント「赤」 | ガスシーラント「青」 | ガスシーラント「黄」 |
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粘性 | 高 | 中 | 低 |
ガスシーラント「青」を最初に注入し、漏洩がとまらない場合(ヤーンが疎な場合)は「赤」を注入し、「青」が上手く注入できない場合(ヤーンが 密な場合)は「黄」を注入します。
技術導入実績・実例
お客さまのお困りごと・ご要望
- 印ろう型、ガス型継手の漏えい修理を安価に実施したい。
本工法のメリット
- 熱収縮チューブによる従来工法に比べ、安価な工法であり、作業時間の短縮や掘削範囲の縮小が可能です。また、バーナー等の火気も不要となります。
本工法に関するお問い合わせ
本工法に関するお問い合わせをご希望のお客さまは、下記のメールアドレスへご連絡をお願いいたします。
東邦ガスネットワーク 株式会社
企画部 供給エンジニアリングプロジェクト
本工法における商材は、当社グループの東邦ガステクノ株式会社が販売いたします。