当社の保有技術
ガバナみはる(ガバナ遠隔監視システム)
1. ガバナみはるとは
ガバナ遠隔監視システム「ガバナみはる」は、通信端末を利用した、ガバナのガス圧力を遠隔監視できるシステムです。
情報通信用端末を用いて圧力データを自動回収するもので、従来に比べ点検業務を効率化できるほか、常時遠隔監視による保安の向上を図ることができます。
2. 目的
平成7年3月の改正ガス事業法の施行に伴い、規制緩和の一環としてガバナの巡視点検頻度が従来の「1週間に1回以上」から「1か月に1回以上」へ緩和されましたが、従来の「チャート紙式自記圧力計」では7日間の記録しかできず、点検頻度の緩和に対応が困難であるという問題がありました。
そこで、ガバナの巡視点検頻度の緩和に対応できるとともに、保安レベルのさらなる向上およびデータ管理業務の効率化・省力化を目的とした通信機能付きデジタル式自記圧力計を 用いた、ガバナ遠隔監視システム「ガバナみはる」を開発しました。
3. 概要
本システムは、ガバナに設置する「デジタル式自記圧力計」、「通信ユニット」、「ガス警報器」と、本社側で監視を行う「監視センター装置」で構成しています。
通信ユニットを利用したガバナみはるの構成

監視フロー

4. 装置の特長
- 作業員によるガバナ巡回点検業務を効率化できるため、点検費用を大幅に削減することができます。
- 圧力データを監視センター装置からいつでも確認でき、万一の異常発生時には直ちに監視センター装置へ警報を送信する安全機能も備えており、保安レベルの向上を図ることができます。
- 圧力データがパソコンによる管理となるため、データ管理業務の効率化が図れます。
- 防爆構造となっているため、ガバナ室内にも取り付けることができます。
技術導入実績・実例
お客さまのお困りごと・ご要望
- 圧力データを従来の紙面による管理からデータによる管理に見直すことで、データ管理業務を効率化し、点検にかかる費用を削減したい。
本工法のメリット
- 通信ユニットから送信された圧力データをパソコンで管理するため、簡単に検収・検索を行うことが可能です。圧力データは、通信端末により、自動回収されるため、データ管理業務が大幅に効率化・省力化され、作業員の業務負荷の軽減や点検費用の削減を実現します。
本工法に関するお問い合わせ
本工法に関するお問い合わせをご希望のお客さまは、下記のメールアドレスへご連絡をお願いいたします。
東邦ガスネットワーク 株式会社
企画部 供給エンジニアリングプロジェクト
本工法は、当社グループの東邦ガステクノ株式会社が施工いたします。