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業務用のお客さま|都市ガスのメリット

安全性

安全に向けた当社の取り組み

1.24時間365日の体制

東邦ガスネットワークでは、ガス漏れ等の万が一の事態に備え、お客さまからの通報を24時間365日体制で受け付けます。ガスくさいと感じた場合は、すぐに当社へご連絡ください。スピーディに対応できるよう、供給エリア内に広く出動拠点を設け、高度な技術を身に付けた緊急保安要員と緊急車両を配備しています。

24時間365日の保安体制
緊急保安対応

2.ガス供給設備の保安対策

地震による地盤の動きに強い材料や接合方式を用いたガス管「耐震管」を採用しています。阪神・淡路大震災を契機として、ガス管に耐震対策を施すなど設備強化を進めてきました。またガス管の定期的な点検・整備を実行して、健全性の確認も怠りません。耐震管の中でも、ポリエチレン管は腐食する恐れがなく半永久的な寿命を持ちます。その耐震性の高さが証明されてからはポリエチレン管の採用を拡大し、設備対策の強化を続けています。

大規模地震時に未被害の溶接鋼管
(兵庫県南部・新潟県中越)
ガス管の耐震性
ガス管の定期的な点検・整備

3.風水害への対応

都市ガスは、豪雨災害や停電の影響を受けにくいライフラインです。当社は、近年の激甚化する風水害に備えるため、様々な対策を進めています。台風や集中豪雨等への備えとして、気象監視体制を整備し、24時間体制で情報を監視しています。システムによる高精度な雨量予測に加え、ガバナ等の供給設備について、浸水リスク評価をリアルタイムに実施します。災害につながる恐れのある情報を把握した場合には、災害発生防止のための対応を速やかに行います。
都市ガス供給エリア内の当社設備約400か所に水位センサーを設置しており、設備の浸水情報を把握します。水位センサーにより、遠隔で情報を知ることができ、被害を最小限に食い止めるための対応を早急に行います。

気象情報システム
水位センサーの設置位置と水位センサー

4.地震発生への対応

供給区域を102のブロック(2023年4月現在)に分割、約260基(2023年4月現在)の地震計を設置しています。地震計の値は自営無線にて本社で集中監視、計測値が基準を超えたブロックについて、遠隔操作で迅速に供給停止します。この対策により、2次災害防止と影響範囲の極小化が可能です。

地震計(SIセンサー)配置およびブロック概要図
ブロック供給停止のイメージ

ガス導管には高い圧力でガスを輸送する高圧導管、中圧A導管、中圧B導管と低い圧力でガスを輸送する低圧導管があります。当社は高い圧力で輸送したガスを各所に設置したガバナ(ガスの圧力を調整する装置)で多段階的に圧力を下げ、ガスを供給しています。(例:高圧導管⇒高圧ガバナ⇒中圧A導管)被災時には遠隔でガバナを操作し、ブロックごとにガスの供給を停止いたします。

業務用施設におけるガス安全設備

1.簡易自動消火装置

排気ダクトのフード内などで火災が発生した場合に、自動的に消化する装置です。

2.緊急ガス遮断装置

ガス漏れなどの緊急事態が起こった場合に、防災センターや守衛室などに設置されているボタンで遠隔操作を行い、建物全体のガス供給をすぐに遮断できる装置です。大地震や災害時に自動的にガスを遮断する場合は、関心いとの連動が必要となります。

3.業務用自動ガス遮断装置

閉店後などにメーターガス栓を閉める代わりに、ボタン操作だけで遮断弁を開閉できる装置です。また、内蔵した安全機構により、遮断弁を開けるときは、ガス栓やガス機器のつまみなどが、誤って開いていないか自動的に確認するため、ガス漏れ事故を未然に防ぐことができます。

4.都市ガス警報器・警報システム

万が一、屋内でガス漏れが起きた場合、漏れ出たガスを速やかに検知し、知らせる都市ガス警報器や警報システムの設置をおすすめします。警報システムは、防災センターなどにガス漏れの発生場所を表示するとともに、警報音で周囲の人々にも警報します。