このページの本文へ移動
都市ガスご採用事例

ガスコージェネレーションシステム

ガスコージェネレーションシステムは、ガスエンジンやガスタービンで発電するとともに、排熱を回収する省エネルギーシステムです。

ガスコージェネレーションシステムの導入メリット

従来システムとの比較

ガスコージェネレーションシステムは、電気を使用する場所で発電する「分散型発電システム」です。発電と同時に発生する熱を有効に利用できるため高いエネルギー効率が実現できます。

電源セキュリティの向上

日本の送電安定性は高いものの、自然災害等により停電が発生しないとは言い切れません。瞬低・停電時にもガスコージェネレーションで給電を行うことで、重要施設への電力を安定的・継続的に供給できる電源セキュリティを実現できます。

ピーク電力削減による省エネ

省エネ改正法により、従来の省エネに加えて「節電」にも法的な努力義務が課せられることになりました。具体的には夏季(7~9月)、冬季(12~3月)の8~22時(休日含む)のピーク時間帯の節電については、電気事業者からの買電量に評価係数(1.3)を乗じることにより、高く評価される制度が導入されます。
仮に1,000kWのコージェネレーションシステムを導入し、節電した場合の省エネ効果を計算すると以下のとおりとなります。

1日当たりの効果

1,000 kW×14 h/日×0.257 L/kWh×1.3=4,677 L/日(+1,079L/日)

1年当たりの効果

4,677 L/日×210 日=982 kL(+227kL)

システムバリュエーション

ガスエンジンやガスタービンなど、1kWから数万kWまでのさまざまな規模のラインナップがあり、工場事務所から大規模工場まで導入いただけます。

ガスコージェネレーションシステムのご採用事例

  1. 事例1

    羽島市役所新庁舎

    羽島市役所新庁舎さまは、令和3年7月に完成しました。
    35kWのCGSをご採用いただいており、電力のピークカットならびに光熱費削減に寄与しています。
    停電発生時に発電電力を送電可能な停電対応CGSのため、災害時の電源の多重化を実現しています。
    防災拠点としての役割を担う施設だからこそ、災害時に施設利用者が安心できるシステムをご採用いただいています。

  2. 事例2

    名古屋市北名古屋工場

    名古屋市北名古屋工場さまは、名古屋市、北名古屋市及び豊山町のごみを処理する施設です。
    クリーンな燃料である都市ガスをCGSでご利用いただいています。
    過去の災害でも被害のなかった中圧A導管でのガス供給によりBCP(Business Continuity Plan)性能を向上させています。
    CGSを常用稼働することにより、CO2削減および省エネに貢献しています。
    また、二次燃焼室の補助燃料(起動・停止用)としてもクリーンな都市ガスをご利用いただいています

  3. 事例3

    市立伊勢総合病院

    災害拠点病院の市立伊勢総合病院さまは、平成31年1月に新病院が開院しました。
    熱源設備の設計から施工、運転、保守管理を他事業者が一貫して担うエネルギーサービスを活用し、35kWのCGS計6台が最適稼働となるよう運用されています。
    計画時には、省エネ性・防災性・環境性・ランニングコストメリット等で総合的に他システムと比較し、CGSをご採用いただきました。
    エネルギーのプロの目線でコージェネレーションシステムを最適にご活用いただいています。