1. 研究/開発のねらい

ナチュラルチラー(ガス吸収冷温水機)は、水を冷媒とする地球に優しいノンフロンの空調システムです。ナチュラルチラーを他の空調設備と併用する場合にお客さまの設備運用面での利便性をさらに向上するため、起動時間短縮のニーズが高まっていました。

そこで、当社と大阪ガス株式会社、パナソニック株式会社の3社は、停止時から起動完了まで詳細な実機検証を行い、切替弁等の部品追加は行わず、制御ソフトの改善のみで起動時間を30%短縮できる技術を共同開発しました。(2018年7月に本技術を標準搭載したナチュラルチラー(Fシリーズ高期間効率機R型)を販売開始)

2. 研究/開発の成果

起動開始後、高温再生器温度変化度割合を常時監視し、最適なタイミングで吸収液ポンプNo.1の周波数制御を行い、吸収液温度・濃度上昇度を増加させます。高温再生器温度が任意温度以上に到達した時に、起動時間短縮制御を解除し、適正な吸収液循環量を確保し、起動完了条件に収束させます。

本技術を標準搭載したナチュラルチラー(Fシリーズ高期間効率機R型)で、本制御を用いることで約30%起動時間の短縮が可能となることを確認しました。

  1. ナチュラルチラー溶液フロー図

    図 ナチュラルチラー溶液フロー図

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