2013年度(平成25年度)

とよたエコフルタウン(愛知県豊田市)にて、水素ステーションの運用を開始

2013年5月27日

東邦ガス株式会社

 東邦ガス株式会社は、当社が参画する水素供給・利用技術研究組合※1(略称HySUT)と独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究(地域水素供給インフラ技術・社会実証 技術・社会実証研究)の一環として、愛知県豊田市内にて、充填圧力70MPaの水素ステーション「とよたエコフルタウン水素ステーション」を岩谷産業株式会社と共同で建設し※2、本格運用を開始しました。

 本ステーションには、利便性向上・省スペース化・低コスト化を目指して、国内最大級となる直充填方式※3の大流量圧縮機が組み込まれたドイツ・Linde社製のパッケージ型充填装置を、商用仕様の水素ステーションとして国内で初めて導入しました。これにより、燃料電池自動車(以下、「FCV」)に対し、1台あたり3~5分とガソリン乗用車並みの速い充填が可能となりました。今後は、FCVや豊田市が運行する燃料電池バス(以下、「FCバス」)などへの充填を行うなど、商用水素ステーションの整備に向けた総合的な実証を行います。

 当社は、今後も水素ステーションの技術開発を中心にFCVの普及と水素エネルギーの活用に向けた取組みを進め、環境調和型社会の実現に貢献してまいります。

※1 当社を含む民間企業・団体により、水素ビジネスの事業化に向けた供給安定性、経済合理性、環境性等の検証を目的に設立された技術研究組合。
※2 今回の水素ステーションは、HySUTの組合員である当社と岩谷産業株式会社が、両社のこれまでの技術開発の成果と運用面での知見を活用して建設。
※3 水素圧縮機からFCVへ直接圧縮水素ガスを送り込む方式。


【写真 とよたエコフルタウン水素ステーション】
とよたエコフルタウン水素ステーションの写真

 

1.概要

・2015年頃からのFCVの一般ユーザへの販売開始に向け、当社を含むエネルギー会社各社は、2013年度から4大都市圏を中心に全国約100ヶ所で水素ステーション整備を計画しています。

・本ステーションは、この計画に先立ち、FCVとFCバスの双方に対応した水素ステーションのモデルの一つとして、用地選定から建設、運用までを一貫して行い、その過程で課題を抽出するとともに、コスト低減見通しの把握やこれまでに開発した技術の実証を行うものです。

・運用開始後は、豊田市が実施する低炭素社会への取り組みと連携し、とよたEcoful Town※4においてFCバスへの充填を行う他、本ステーションの見学会などを通じて、水素ステーションに関する理解促進活動も進めてまいります。

※4 豊田市が企業や市民と連携し、活力ある低炭素社会の実現に向けた取組を発信する施設。次世代環境技術や未来の暮らしを実際に体験し、低炭素社会への理解促進とライフスタイルの転換に繋げることを目指して2012年5月にオープンした。

(1)主な実証内容

 [1] 用地選定~建設までの一貫計画による課題抽出、パッケージ型ステーションによる設置面積縮小化・短工期・低コスト化
 [2] FCVおよびFCバス向けの大容量・直充填技術の実証
 [3] 普及に向けた理解促進活動(水素ステーションの施設見学会などを予定)

(2)場 所

 愛知県豊田市元城町3丁目11番地(とよたEcoful Town内)

 

2.水素の製造~充填までのフローと主な仕様 

 都市ガスから水素を製造し、充填装置(大流量圧縮機を含む)、ディスペンサを経て、FCVおよびFCバスに水素を充填します。

 

図 水素の製造~充填までのフロー

水素の製造から充填までのフローの画像

 

表 主な仕様

方式 オンサイト方式
原料 都市ガス
充填圧力・充填方式 70/35MPa、直充填方式
圧縮機能力 2,000Nm3/h
特徴 ・FCVおよび燃料電池バス向け直充填方式
・パッケージ型ステーション

以上

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