1.水位遠隔監視システムとは

水位遠隔監視システムは、ガス管内に侵入した水の有無を遠隔で監視するシステムです。設定水位を超えると警報を現地から監視所へ自動連絡することができます。

2.目的

ガス管内への浸水により供給支障が発生した時、修理と同時に点検用の管をガス管に接続して定期的に水の有無を点検しています。 この点検によって修理完了を確認すると共に、万一の場合でも排水できるようにしています。
この点検は、修理が完了した事を十分に確認するため長期間実施していることに加え、修理が不十分の場合にも備えて頻度が高いなど、非効率な作業となっていました。
そこで、不要不急の作業削減と必要時のみの実施(作業効率の向上)、および常時監視による再発防止(保安レベルの向上)を目的として水位遠隔監視システムを開発しました。

3.概要

本システムは、現地に設置する「現地端末」および警報受信する「監視端末」によって構成され、相互間のデータ通信はPHS通信網を利用するIoTシステムです。

現地端末

主に、水位検知する「センサー」、通信機内蔵の情報表示する「コントローラ」、電源の「電池ボックス」によって構成しています。
機器一式は水取器ボックス内(Φ200)に設置可能な大きさであり、コントローラ一体型のアンテナ内臓マンホール蓋からデータ送信します。

現地端末

現地端末


監視端末

パソコン、通信ユニット、パトライトによって構成しています。
現地端末から水位等の警報受信だけでなく、現在水位の呼出しや履歴グラフも表示します。

監視端末

監視端末

水位グラフ

水位グラフ

システム仕様

現地端末表示 ・現在水位(2~16cmの1cm単位)
・水位警報(2段階設定)
・電池電圧低下
・センサー異常
・通信状態(呼出中、接続中)
・その他(電波強度、端末№、現在時間、定期連絡時間)
通信機能 ・現在水位(現地端末発呼とPC呼出が可能)
・警報(水位、電池電圧低下、センサー異常)
・設定通信(警報閾値、定期連絡時間、機器設定番号)
監視端末 ・OS:Window7、8、8.1、10
・表示:水位、履歴グラフ、警報発生中一覧、通信ログ
・定期連絡未受信発報(自己発報)
その他 ・電源:単一乾電池×3本
・PHS:32k PIAFS通信

4.特徴

  1. (1)センサーは都市ガスに暴露するため本質安全防爆規格(ExiaⅡBT2)を取得、コントローラ他も同等の防爆性能(ExibⅡBT2)で設計する安全性の高い仕様です。
  2. (2)低消費電力で駆動するため、常時監視と定期連絡を行っても電池交換は3か月間不要です。
  3. (3)アンテナ内蔵マンホール蓋のため、機器がピット内でも安定した通信が可能であり、輪荷重耐性(T-25)と防水防塵性能も保有しています。
  4. (4)電気工事と電話工事が不要かつ従来マンホール蓋と交換可能のため、設置と撤去が容易に実施できます。(設置は仮水取器と同時施工)

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