1. 目的・概要

低炭素社会の実現に向けて、家庭用分野におけるCO2の削減を図るためには、家庭で使用されるエネルギーの約3割を占める給湯の省エネ化が重要な課題です。給湯時に発生する燃焼排気ガス中の潜熱を回収することで熱効率を大幅に向上させた高効率ガス給湯器(エコジョーズ)は、省エネやCO2削減に大きく寄与することができるため、その普及促進を図っています。

図1 エコジョーズの潜熱回収原理

エコジョーズの普及促進を図るために、新築物件へのエコジョーズ導入はもちろんのこと、既築物件の買い替え対応においても円滑な導入が可能なよう、商品ラインナップの拡充、ドレン排水工法の確立、機器及び施工の見直しによるコストダウンなどへの取り組みを行っています。

2.取り組み内容

  1. (1)商品ラインナップの拡充
    屋外式給湯暖房機から始まった給湯器のエコジョーズ化は、その後、ふろ給湯器など、設置形態や使用用途に応じて様々なバリエーションが開発されています。
  2. (2)ドレン排水工法の確立
    エコジョーズは潜熱を回収する際に発生するドレン水を処理する必要があります。新築物件の場合は予め設計・施工段階でドレン排水処理を行うことは比較的容易ですが、既築物件(特に集合物件)では、ドレン水処理の困難なことがエコジョーズの普及を阻害する原因の一つとなっています。
    そこで、既築物件向けエコジョーズのドレン水処理方法として、三方弁ユニットによる方法(図2)や二重管などの工法を開発しました。
  3. 図2 三方弁ユニットによるドレン水処理方法

  4. (3)コストダウン
    エコジョーズは優れた環境性を有しますが、潜熱回収を行うための2次熱交換器など、エコジョーズ特有の部品が搭載されています。エコジョーズの更なる普及拡大を図るために、機器の構造や材質の見直し・施工方法の改良など様々なコストダウンを図るための開発を行っています。

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