1. 目的

都市ガス事業における再生可能エネルギーの導入促進として、ガス空調分野への太陽熱の活用を図ります。太陽熱はこれまで家庭用の給湯利用が一般的でしたが、ガス吸収冷温水機「ナチュラルチラー ※1」と組み合わせることで冷房にも利用可能となり、病院、オフィス、工場などさまざまな用途で年間を通して太陽熱を利用することが可能となります。

※1 ガス吸収冷温水機の愛称。自然冷媒である水を用いた環境に優しい冷水製造装置であることに由来しています。

2. 概要

太陽集熱器とナチュラルチラーを組み合せたシステム「ソーラークーリング ※2」を開発し、実用化に向け三重県津市にある事務所ビルで実証試験を行いました。
(写真ご参照)
太陽熱は蓄熱槽にある温水を加熱し、冷房時はナチュラルチラーに送られ冷水を作ります。暖房時は暖房用熱交換器へ送られ、暖房用温水を予熱します。
(図ご参照)

※2 ガス三社、ナチュラルチラーメーカーの呼称。

写真 実証試験設備外観

写真 実証試験設備外観

図 ソーラークーリングシステムの概要

図 ソーラークーリングシステムの概要

3. システムの特長

  • 太陽熱を優先的に利用します。
  • 専用に開発された「ソーラーナチュラルチラー」では太陽熱と都市ガスとの併用運転ができ、補助熱源機を用意する必要がありません。
  • 本実証試験では太陽熱により年間で12%の省エネルギー、7.4tのCO2削減となりました。
  • 冷房時に使われる温水温度は65℃~75℃、暖房時は50℃~55℃です。
  • 太陽集熱器は目視確認程度でほとんどメンテナンスは必要ありません。

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