1. 目的

焼戻し、焼鈍など各種熱処理用途に使われる間接加熱炉には、短時間で昇温するためにバーナの燃焼量を大きくしたい一方、低温保持時には少量の燃焼量で賄えることから、できる限り燃焼量が幅広く使用できる間接加熱(ラジアントチューブ)バーナが望まれます。
このため、幅広い範囲の燃焼量で使用可能な高ターンダウンラジアントチューブバーナを開発しています。

2. 主要な仕様

型式 定格燃焼量(kW) 適用チューブ(A) ガス供給圧[kPa]
メイン サブ
WRT-100 35 2.9 100 2~10
WRT-125 58 125
WRT-150 93 150

3. 概要

メインバーナと同一中心軸に設置された小燃焼量のサブバーナから構成されています。メインバーナとサブバーナの定格燃焼量からサブバーナのみの燃焼量まで幅広く燃焼できます。
このため、所定の温度への迅速な 昇温及び常時燃焼した状態でも低温保持ができるバーナです。

高ターンダウンラジアントチューブバーナ外観写真

高ターンダウンラジアントチューブバーナ外観写真

高ターンダウンラジアントチューブバーナ概要図

高ターンダウンラジアントチューブバーナ概要図

4. 特長

  • 燃焼量が広い範囲で使用でき、良好な炉内温度調節が可能です。
  • 初期点火後はサブバーナをメインバーナの中心で燃焼させるため、以降、確実にメインバーナへの点火が可能です。
  • シンプルな構造であり、メンテナンスが容易です。

5. 性能例

(1)WRT-100の燃焼範囲例

[条件]

型式 WRT-100
燃料 13A

排ガスCO濃度100ppm以下となる空気比の上・下限内を燃焼範囲とした。
但し、図中の*印以上の空気比では騒音が大きくなる。

(2)チューブ表面温度例

[条件:大気開放の燃焼時]

型式 WRT-100
燃料 13A
チューブ 全長約4.6m、W形状
温度測定位置 左図のT1~T11

大気開放で燃焼させた時のチューブ表面温度は、第1,2曲がり部に温度ピークがみられるもの、実炉においては炉内が攪拌されるため、均一化されることになる。

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