生物多様性保全

当社グループは、生物多様性保全に向けて、地球温暖化対策や資源循環推進に加え、海外における自然保護活動の支援やビオトープの整備、地域社会と連携した活動など、バリューチェーンを意識した取り組みを進めています。

調達における取り組み

グリーン調達ガイドラインに基づいた調達に加えて、LNG船のバラスト水管理や海外における自然保護活動などに取り組んでいます。

LNG船のバラスト水管理

LNG船

LNG船

当社グループが一部を保有するLNG船では、生態系に影響を与えるとされるバラスト水について、規制のない国への寄港の際も自主的に交換を行うなど、適切な管理に努めています。今後は、「バラスト水管理条約(2017年発効)」への適合のため、水処理装置の搭載についても計画的に進めていきます。

ボルネオ島のオランウータン生息地保全

ボルネオ島のオランウータン生息地保全

海外における自然保護活動

当社グループは、2014年度から経団連自然保護協議会に加盟しています。
同協議会を通じて、インドネシアをはじめ世界各地における環境NGOの自然保護活動に助成を行っています。

事業活動における取り組み

導管工事では、山砂・天然砕石使用量抑制を通じた生息地保全に努めています。また、ビオトープ設置を通じた地域の生態系保全などにも取り組んでいます。

ビオトープの設置

知多緑浜工場ビオトープ

知多緑浜工場ビオトープ

2000年に知多緑浜工場のビオトープ(7,500m2)、2010年にガスエネルギー館のビオトープ広場(600m2)を設け、地域の希少種、固有種の育成など生態系の保全に取り組むとともに、学習イベントなどにも役立てています。

お客さま先・地域社会における取り組み

天然ガスや高効率機器の普及拡大などを通じた温暖化対策や、使用済みガス機器などの資源循環のほか、「東邦ガスの森」での森林保全活動や、次世代層向けの生物多様性学習プログラムなどに取り組んでいます。

「東邦ガスの森」における森林保全活動

2016年度に三重県・大台町、岐阜県・御嵩町と森林づくりに関する協定を締結し、「東邦ガスの森 おおだい」「東邦ガスの森 みたけ」の2か所を活動地としました。各活動地では、当社グループの従業員とその家族が、地域の協力のもと、植樹や間伐・下刈りなどの森林保全活動に取り組んでいます。

「東邦ガスの森 おおだい」

「東邦ガスの森 おおだい」

「東邦ガスの森 みたけ」

「東邦ガスの森 みたけ」

生物多様性の学習

自治体と連携して次世代層向けに生物多様性の学習機会を設けています。名古屋市との連携による取り組みとして、「なごや環境大学」で「地域における生物の生息調査」を開催しています。

「地域における生物の生息調査」

「地域における生物の生息調査」

「おさんぽdeいきものみっけ」

「おさんぽdeいきものみっけ」

地域の生態系ネットワーク形成

命をつなぐPROJECT」

「命をつなぐPROJECT」

愛知県との連携による取り組みとして、大学・企業・NPO等との協働による「知多半島生態系ネットワーク協議会」に参画し、自然体験会の開催等を行っています。

column生きものとつながりビオトープ

知多緑浜工場ビオトープ
ガスエネルギー館ビオトープ広場

知多緑浜工場ビオトープ

工場の建設時、生物多様性に配慮して敷地内にビオトープをつくりました。その規模は7,500m2で、その内600m2が池となっており、サッカーピッチ一面程度の大きさです。現在では動植物たちのオアシスになっています。

コンセプト

「できるだけ自然に近い森」
自然にできた地元の森には、一番その土地に
適したものが生えています。ビオトープにも、
地元(知多市)に生えている木を植樹しました。
シイ・クロマツ・ムクノキ・エノキ
「生き物を豊かにする水辺」
豊かな水辺があると生き物の種類が増えます。
そこで、水辺を作り、池の形や傾斜、
深さなどに変化をつけ、
多様な環境となるようにしました。

変遷

2000年に作ったビオトープ。樹木は小さく、地表もむき出しになっている当初にくらべ、樹木も大きくなり、自生植物も増えました。

変遷

生息する動植物

生息する動植物

ビオトープにおける水質及び動植物の生息・生育状況を把握するため、生態調査を実施しています。

植物

植物

ビオトープ造成当初と比べ、生態系が豊かになっています。植物は、2004年に118種であったものが、2010年には178種に増えています。池の中には水生植物のヨシやガマ、池周辺にはサワギキョウやツルマメなどが生息しています。

動物

周辺地域から自然と動物が移動し、たくさんの動物が生息するようになっています。トンボ、バッタなどの昆虫、ツバメやカルガモなどの鳥類、橋を渡ってきたタヌキなどが確認されています。

動物

分 類 確 認 種 数
観 察 年 2002年 2004年 2010年 2015年
昆 虫 類 115種(59科) 100種(63科) 140種(80科) 152種(83科)
鳥 類(上空通過も含む) 17種(14科) 20種(16科) 17種(16科) 21種(19科)
魚 類 2種(1科) 1種(1科) 0種(0科) 0種(0科)
両 生 類 3種(1科) 2種(2科) 1種(1科) 1種(1科)
爬 虫 類 0種(0科) 0種(0科) 0種(0科) 1種(1科)
底 生 生 物 18種(11科) 18種(15科) 23種(19科) 20種(16科)
哺 乳 類 0種(0科) 1種(1科) 1種(1科) 1種(1科)

希少種の保全「マメナシ」の育成

マメナシ

マメナシ

地域の希少種を保全するため、ビオトープ内では「マメナシ」を育成しています。マメナシは、絶滅の危機にある植物です。知多市の特別天然記念物であるマメナシの木から接木をし、育てています。現在では、4本の木が元気に育ち、毎年4月頃に白い花を咲かせています。

ガスエネルギー館ビオトープ広場

ガスエネルギー館を訪れる子どもたちに生物多様性の大切さを理解していただくため、2010年9月にビオトープ広場を設置しました。このビオトープを環境イベントに用いるなど、次世代教育などに活用しています。

コンセプト

「地元固有の植生を保全」
地元固有樹の、地元で育った苗木を植樹しました。
シイ・カシ・コナラなど19種類
「自然の森の成長を体感」
高木、亜高木、低木などが混在し、階層構造を
形成するような自然の森を目指しました。
「地域の自然・緑との連携」
周辺地域との緑のつながりを形成し、野鳥や昆虫が
移動しやすい環境づくりをねらいました。
「次世代層への環境学習の
場として活用」
子供たちに環境保全の大切さを
理解していただきます。

生息する動植物

植物

植物

ナラやスダジイなどのどんぐり、ヤマモモやムクノキなどの木の実、アサザやコウホネなどの水生植物が生息しています。

動物

動物

セキレイやカワラヒワなどの野鳥、ショウジョウトンボ、シオカラトンボなどの昆虫が生息しています。

PAGE TOP